投稿者「hirameki」のアーカイブ

この時期、庭に出るとやっぱり気になるのが「蚊」。

HIRAMEKI事務所は自宅兼用なんですが、自然たっぷりな田舎というか崖に建っていて、周りは緑というか雑木が堪能できる環境だったりもします。建物には、キッチンと連続するコートヤードがあり、天気の良い日はここで食事をすることが楽しみなわけですが、5月の連休を過ぎたあたりから、どうしても蚊が気になり出し、外に出る機会が激減してしまいます。この憎き蚊を退治するために、ネットで様々な対策・手法をやってはみたものの、どれも劇的な効果を得られたものはありませんでした。

結局、一番効果があったのは・・・蚊取り線香(汗)

蚊取り線香をコートヤードを囲むように2m置きに配置しておけば、かなり効果を感じられました。特に12時間用という長時間タイプが(笑)

他にもホームセンターなどには広範囲用蚊取り線香などがあり、通常のタイプより煙モクモクな感じなものまであります。

ここからは個人的な意見ですが、煙の香りは各メーカーによって香りが違ったりします。あるメーカーでは夏の蚊取り線香なのに、別のメーカーでは葬式の線香のような香り。さらに最近では煙に香り付きがあって、バラの香りなんかもあるみたいです。でも、一番スタンダードなのは「金鳥」かなと。

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この時期になると、必ず聞かれるのが「蚊」対策どうすればよい?ここ蚊が多くね?みたいなことを良く言われますが、これは場所が悪いのではなく日本に気象条件が影響(確かに狭小で風通しが影響していることもなくは無い)しているので、どうしてもやむを得ないことで、逆に言えば虫が寄り付かないようなところで、人間が住んでいること自体がどうかしている・・・オカシな環境だということも言えます。蚊は良い虫とは言えないのですが、蚊すら住めないような場所では、子供も大人も人間らしい暮らしが出来ないのはどうかしている!?と考えるとどうでしょうか。結局、蚊をゼロにすることは難しく、寄ってこないような予防策を講じなければ、外での暮らしや水やり自体も億劫になってしまうので、ぜひこの時期は住まい手自身の手で対策をしてみてください。

<蚊対策>

夏になると蚊は涼しい場所を好み、木陰や草などの茂みに入り込んでしまいます。この時期に「蚊」対策を続けると、少しずつ蚊が寄らなくなり庭で過ごす時間が快適になります。対策方法は、アナログな方法ですが①即効性のある無香料殺虫剤スプレーで対策する方法、②蚊取り線香を設置する方法です。①、②を同時にするとより効果的です。②については、お洒落な蚊取り線香入れが色々ありますのでそれらをご用意していただき、毎朝点火すると昼間は蚊が寄り付きません。蚊取り線香は、12時間タイプなど長時間用が手間が少なくてお奨めです。ただし、小さくても火が付いていますので、転倒による火災や子供たちが触らないように十分配慮してご使用ください。

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↑WEBからの転用です。参考までに・・・。

<今日の音楽>

Stars


時季

今年の2月に竣工したプロジェクトを5月に再撮影しました。当然ながら緑が成長して雰囲気が良くなっている。様々なプロジェクトに関わっていると自分たちで設計や監理まで行うプロジェクトもあれば、そうでもないプロジェクトもある。当然ながらアレ?と思う時もあるわけです。また、住まい手も植物を積極的に維持管理していけばよいのですが、日々が忙しく、さらに植物という生き物自体がどのように接していけば良いか分からないことも多いようです。オージープランツのように野趣あふれる感じが良いとされている街であれば良いのですが、戸建分譲の街の緑で放置プレイはあまり良い雰囲気にならないので、ある程度手をかけなければなりません。HIRAMEKIでは、できる限り自社で設計、監理、施工までスムーズに連携し、入居後もできる限り最小限のコストで植栽管理を実施して、街並み維持を実践しています。

最近、施工後1~2年たったプロジェクトで外構や植物のアンケートをお願いしたところ、美しい!や夜景がスゴイ!など良いコメントと同じくらい植物の扱いや接し方に困っているとの内容があり、今後は完成後のケアも自分たちで積極的にプロジェクトに組み込みたい・・・なと。

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竣工当日(2月)

再撮影(5月18日)

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その他写真はメインプロジェクト参照ください。

<今日の音楽>

Running Man

 


街づくりは、既存の街並みに合わせるように作り上げたり、全く違う風景を作ったり。それぞれ作り込みの仕方によって、当然ながら佇まいから住まい手の雰囲気、趣味趣向などが大きく変わる。(ようするに集客方法からターゲットまで変わる)

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従来からある不動産商品に様々な人が住む街並みというのは、住まい手によって大きな価値感の違いがあったりして、美しい景観を保つことが難しいこともあった。

過去の実績から言うと強いコンセプトと作り手の想い、それらを顕在化する街並みに住む人は、殆ど風景を乱したりすることが無い(少ない経験値からの実績・・・)。いわゆるお気に入りの空間になっているということ。

コンセプトやストーリーをカタチにして自分たちのmy areaにするためには緑が不可欠である。この緑も、生き物なので日々成長し、カタチや色が変わったり、生まれ育った環境で同じ樹木でも大きく変状したりもする。でも、特殊過ぎて変わり者も扱いにくく、育て方も動かすことさえも難しかったりする。だからといって、一般的な庭園木ばかりも面白くない。

HIRAMEKIでは街並みをデザインし、それらを作る工程まで関与する過程で、事前に植物を関東以南からストックして、あらゆるプロジェクトに合わせて提供できるように常に情報を収集している。今回は、某プロジェクトに使用する緑を購入するときに、新しい緑を探すため様々な方々から事前に情報を得て、面白い緑を見つけることが出来た。さらに探している最中に関西の方にも情報が入る。このように面白い街並みを作るにあたっては、デザインだけではなく、やはり顕在化するための緑の情報とコンセプトと街並み、建築の一貫性がが不可欠かなと・・・改めて考えた一日。

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グッドデザイン2016

グッドデザイン2016

今年もグッドデザイン賞の時期がやってきた。
一次審査が4月6日(水)からスタートして、6月1日(水)23:59が締切だ。

HIRAMEKIで携わらせて頂いてる環境計画や街並み計画のプロジェクトでグッドデザインを受賞したいと考えている企業はかなり多く、年々倍増気味です。

グッドデザイン賞は美しいだけでは受賞させてくれないが、今まで受賞してきたプロジェクトに共通していることが1つだけある。

それはプロジェクト期間が比較的長く、関係者同士のコミュニケーションが十分すぎるほど取れているということ。 要するに、本音で今必要とされている分譲とは?この場所にあるべき姿を本当に長く話し合うことで、必要な形が見えてくる。

不動産や建築や造園の技術ではなく、ムズカシイ法律なんかでもなく(当然、遵守はするが))ここに住むと死ぬまでお気に入りの場所になると思える情緒的な感覚がお互いに必要ということ。

本音で話し合うことで、デザインがいま向き合うべき重要な領域は何なのか?を自然に感じあって、共感し、顕在化していくとが出来ていると、自然にグッドデザイン賞を受賞していることが多い。(全てぢゃない・・・。)

愚痴っぽくなるが、戸建プロジェクトは土地購入からお客様へ引き渡すまでの期間をどれだけ最短化することが必要とされる。それゆえに我々の企画する時間は極端に短い。

また、企業が大きくなるほど様々な要因によって、最初の企画から最終形が平準化しがちになる。全てにおいて尖ってる企画が良いとは思わないが、どうしても高効率化だけではグッドデザインは受賞出来ない。

中途半端な企画は他社との差別化も生まれにくく、横並びで比較されやすいことから中々選ばれにくい。最終的に住まい手の満足度や特別感までも影響している(クレーム数が全く違う)
本当に必要な暮らしは何か?

単なる海外の街の模倣や海外の暮らし方の憧れだけでは、差別化どころか、建売住宅を欲しいと思う人が少なくなる一方かなと。全てを否定はしないけど、家を買う年齢が早い人で20歳前半~遅い人でも50歳代が最も多い(当然だけど)年齢を重ねていくうちに、趣味趣向は変わっていく。落ち着く人もいれば、そうでもない人もいるが・・・。 だけど、本当のお気に入りは家のフォルムやカラーだけではないんだと。

緑の世話をしたり、車を洗車したり、子供たちと家庭菜園を楽しんだり。 時にはハーブを摘み、料理やお風呂に入れたりと、暮らし方は間取りや街全体の雰囲気で大きく変わる。 人生を変えたいと思うときは、共感し合える人達と近くで暮らすのが一番手っ取り早い。要するにコンセプトがシッカリした街である。 街自体が考えられた作りで無難な部分は無い、事業主は色々な面で気負いすることがあるけれど、従来にはないものが見えてくるものも有るはず。

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グッドデザインにチャレンジするということは、今現在作っている企画を一度破壊し、一新すること。

今、世の中は少子高齢化や車を持たない若者、首都圏集中など様々な課題を抱えているが、環境さえ整えば戸建暮らしはとても気持ちが良い。

一般的な不動産商品にも一つのアイディアや環境を整えてやることで、魅力が増し、買いたい!住みたい!欲しいというニーズはまだまだあると思う。

ただ、欲しいと思える不動産商品が極端に少ないというのは、ある意味業界内のチャンスであり、それをキッカケに浮上することも可能である。

是非、グッドデザイン賞にチャレンジできる不動産商品を企画したい。受賞出来なくても、次なる社会に向けた課題や可能性の発見になるはずだ。

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<今日の音楽>

僕らの音楽


住まいの環境デザイン・アワード2016

以前、当社で環境計画をさせて頂いたtk-projectが住まいの環境デザイン・アワード2016に入賞しました。

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この賞は、東京ガス主催で全国のガス供給会社と各建築士会やインテリアデザイナー協会が後援するもので、審査員に著名な建築家3名を招き多数の応募作の中からグランプリ(1作品)、準グランプリ(1作品)、優秀賞(3作品)、入賞(5作品)を選定する賞です。今回で9回目となるこの賞は、“人と環境と住空間デザインとの真の融合”をテーマに、環境性能と住空間デザインとの調和を図り、暮らしの主人公である住まい手の思いを実現した都市型住宅の好例を募り、tk-projectは入賞5作品の内の1点として受賞しました。

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tk-projectは、公益財団法人日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン賞も受賞し、今回の受賞によってダブル入選です。受賞のポイントは、限りある空間に上手く環境性能の高い機能(EF)を収め、お互いの空間を共有し合いながら理想的な都市環境を享受できるような環境・景観作りが高い評価を得たと考えています。また、車を持たない家を新しい選択軸を作り出すことで、今までなかった潜在ニーズと満足度、高い環境性が特徴になっています。
HIRAMEKIが考える今後の不動産商品の方向性は、環境性能だけではなく如何に美しく、自分らしく、そしてコミュニケーションが自発的に誘発され、楽しめる暮らしの仕掛けがある街並みが求められていく時代だと考えています。単純にキレイにまとめられた家、ブランド重視の家ではなく、同じようなアイデンティティーを持った家族同士が集まり、空間や地域を作る不動産商品作りが次なるニーズを作り出すことポイントだと思っています。

■住まいの環境デザイン・アワード2016

http://www.gas-efhome.jp/index.html

■受賞作品一覧

http://www.gas-efhome.jp/prize/

 

 

<今日の音楽>

Dani California

 

 

 


ブレーン

年末に発売された宣伝会議の月刊ブレーン2016年2月号に2015年にグッドデザイン賞を受賞したSi-projectが掲載されました。

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今月の特別特集で「グッドデザイン賞から見えた未来へのスキーム」として、本年のグッドデザイン賞1337件の中からビジネスや暮らしを進歩させることに貢献した受賞作7作の1つとして、当社が全体デザイン提供させて頂いたsi-projectが選ばれています。

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(以下、ブレーンHPからの引用)

「社会をより豊かに導くためのデザインという考えのもと、プロダクツやサービス、建築などさまざまなジャンルから最多1337件が受賞した2015年度グッドデザイン賞。審査の過程においては、新たな試みとして社会や私たち一人一人が解決しなければならない課題を12のフォーカス・イシューとしてとりまとめ、デザインの今日的な役割はもちろん、将来の暮らしや社会をかたちづくる鍵や種となり得るものを見出すことに努めた。大賞含め注目作を紹介する。」

※月刊ブレーンとは

1961年に創刊の広告・クリエイティブの専門誌です。 毎号広告・デザインをはじめ、プロダクト、パッケージ、ファッション、アートなどマーケティング・コミュニケーションに関わるあらゆるクリエイティブ事例が満載。アイデアを作り、形にする、クリエイターを刺激する最新情報誌。

街づくりにおいて、プライバシーとコミュニティーという相反することを上手く解消して接点を作りだし、より自然体で家族同士が繋がり、暮らしていける街並みとしている点や自然エネルギーによって地下水を使い、せせらぎの音を聞きながら生命感あるライフスタイルが今まで少なかった日本的な風景として一定の評価をいただくことが出来た。

住まい手は、緑や水の維持や管理が必要となるが、それは戸建に住むうえで避けられない事。残念ではあるが、それらの管理を楽しみながら暮らすことができる人・家族でないとこのような良質な環境の中に住まうことが出来ない。殺伐とした草も木も生えない空間にただただ時間とともに汚れていく住宅に住むか?それとも季節ごとに新緑や花の香り、美しさ、紅葉や冬の景など小さくても素晴らしい人間らしい環境の中で暮らすか?どちらが日常の暮らしや人生において、豊かで素晴らしい時間を過ごすことが出来るかは深く考える必要もなく答えは見つかると思う。

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<今日の音楽>

I Saw the Light

 

 


晴耕雨読

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年早々ネガティブな話題ですがこのブログ、実は殆どアクセスがありません。なぜなら、不定期更新で内容もあまり深くない、気の利いた中身ではないから・・・だと自己分析しています。2016年はクダラナイ話題を交えながらも、できる限り更新できるように頑張ってみようと思っています。

2015年も大小さまざまな街並みづくりをお手伝いさせて頂きましたが、個人的に業界の慣習?かな?ずっと気になっていることがあります。街並みを作るときに、殆どの不動産商品が床面積30坪前後になっているという単純なこと。広い家は当然快適で、モノの置き場にも困らないとは思う。予算が十分にある人は、どんどん大きい家を建てればよいと思っています。だけど、実際は、ギリギリの予算と敷地制限、地域性などもあり、それほど大きい家が建てられないという現実的な課題もあり、そこそこのサイズ感ということで30坪?なのかな?

おそらく理由はもっと他(総額とか・・・)にあるに違いないが、そんな理由は問題なくて。

暮らすという前提で、建物が30坪という数値自体が本当に最適・快適なのか?ということが、個人的に2015年からの課題で引き続き、今年も考えなくてはならないことだと思っている。

都心では昨年、車の無い戸建暮らしを実現すべく駐車場が無い街を作り、グッドデザイン賞も受賞した。(完売済)そのような背景からも、今後は広く受け入れられるごく一般的な街ばかり(当然、今までの街並みを否定しているのではなく、必要なモノであるという認識)ではなく、ニッチなニーズや様々なライフスタイルに対応できるデザインされた街が増えることが望まれているように思える。ただ、しっかりとしたマーケティングやニーズ、将来性など様々な課題は残るが、その新しいステージにいけば、別の展開も生まれてくるのではないかとも考えている。

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昨年、某イベントで小さく美しく自分らしく住まうというベースコンセプトを掲げ、敷地27坪、床面積25坪でどのような街並みが実現可能か?を図面と模型を使った展示を行った。イベントの中で来場者が一番興味を持ってくれた内容であった。個人的には、これらを実際に作れる事業主が居たら、是非実現してみたいと考えている。(多少改変しないといけないが・・・)

敷地27坪、建物25坪。
狭小と言われながらも、室内と室外、街としての風景や価値を最大限化。
ちなみに、この企画は仮想プロジェクトですが、実際に同一条件であれば関東域で建てられます。建物30坪という概念を少し外れることで、様々な可能性が生まれます。そもそも建物30坪というあいまいな基準自体を見直すことで魅力的な暮らし方、街が作れるという単純明快な企画展示になっています。

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都心に求められている街と住宅そしてエネルギーの関係を作り上げたプロジェクト「小さく美しく自分らしく住む」ECO COMPACT CITY。外の空気を室内に取り入れる都心の暮らしは、田園で世間のわずらわしさを離れて、心穏やかに暮らす「晴耕雨読」のような暮らし方が実現できる理想のカタチ。晴れた日には草花を弄り、雨の日には家に引きこもって読書や仕事をする。暮らし方自体が、情操教育にもつながる街・・・。

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環境が作る魅力的で少し贅沢な戸建ライフを、一人でも多く実体験できるが人が今年も増えますように・・・。

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<今日の音楽>

Laughter In The Rain


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低層マンションの外部環境デザインとホールデザインのサポート。

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■概要

高層マンションは、建築本体のボリュームがありその存在感が非常に大きいため周辺環境を巻き込んだアーバンスケールの視点で環境づくりをする必要がある。特に、建物周辺に植える植物は建築の存在感に負けないよう可能な限りより大きな緑を植栽することが求められるケースが多く、それゆえに緑が遠くの存在に感じてしまいがちになる。一方、今回の計画地は低層マンションで、高層と比較すると全てにおいてスケールダウンするため良い意味でヒューマンスケールな空間であるといえる。ヒューマンスケールの空間を作るということは、住まい手の感覚として五感に通ずる感覚が必要になる。マンションの外部環境を単純に緑豊かな空間にするだけでは、ヒューマンスケールは作れない。五感で感じられる考えられた環境づくりが必要である。限られた敷地の中に建物と緑地を設け、その緑地には駅に向かう人が気持よいと思える風景を作ることで、既存の街並みと調和・連携が生まれるプロジェクトを目指し、このプロジェクトを通して美しい風景や街並みを作り、そして住まい手によって育んで行くことで「美しく住まう。風景に価値を感じる街」ということが周辺に広がり、優れた街並みを作るフラッグシップモデルとしたいと考えています。

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■コンセプト
外部環境は、ヒューマンスケールをキーワードに、【五感で味わう環境】がそこにあるをコンセプトにしています。

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■ストーリー
3層の低層マンション、限られた住まい手だけの空間、五感で味わう環境が1つの完結した街と捉える。
この街には、五感で味わう環境があり、それらは緑で構成されている。ファサードには、野山のような雑木が趣があり、低層マンションの足元を緑で覆い尽くしている。住まい手を迎え入れるエントランスには、その野山の雑木を切り取った植え込みが鎮座している。この街(マンション)の木々は、思わず触ったり、部屋から眺めたり、木々の果実を食したり、風を切る音を聞き天気を知ったり、風によって運ばれる香りで季節の到来を感じたりと住まいの中にある季節感をシンプルに表現している。

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■ファサード
端正な建築フォルムに合わせて、シンボルツリーをアオダモ(H=4.0、落葉、株立)とした。アオダモは、樹形が美しく非常に希少性がある雑木植栽です。ファサードの足元を構成する植栽は、様々な雑木植栽で構成されており、モミジ類(ヤマモミジ、コハウチワカエデ)や香り豊かな木々(ロウバイ、カラタネオガタマ)を中心とした優しい株立の植栽が群をなし「野山」のような趣を湛えています。窓を開放すれば、自然な風景と火山岩の苔生した景観とともに緑の香りが部屋を抜け、上品な空間と快適性を取り入れることが出来ます。
特に、季節の香り(ロウバイ(2~3月)→ジンチョウゲ(3~4月)→カラタネオガタマ(5~6月)→クチナシ(6~7月)→キンモクセイ(9~10月)など季節に合わせた香りが特徴で、香りの記憶は視覚や触覚の記憶よりも、より感情をともなう記憶、当時のドキドキやワクワクなどまで思い出すことが多く、故郷や原風景としての香りの記憶として深く住み手の心に沁みわたるようデザインされている。

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■エントランスホール
エントランスホールの植栽は、住まい手にとっては、毎日通るエントランスであり、お客様にとっては住み手のアイデンティティを知ることとなる為、ファサードの植栽群を切り取ったような小さな森を形成し、一つの群となる雑木植栽群になっています。メインツリーは、ソヨゴ(H=4.0m、常緑、株立)とヤマモミジ(H=3.5m、落葉、株立)を対に植栽し、それらを引き立てるサブツリーとして、ハイノキ、クマシデなどの小型雑木植栽をセレクトしています。足元にはベニシダ、フッキソウ、フイリフッキソウなどが季節の彩りを添えてくれ、このエントランスホールに情緒感ある繊細な季節感を創り出すことを目指しています。

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■アプローチ
五感を味わう環境として、1階に住む人だけが味わえる見る、香る、触る、食べる、聞くをすべて備わった特別な空間。単なる植栽群では無く、そのに植えられている木々すべてに五感で味わう環境というコンセプトが表現されている。有機的な樹種を積極的に植えるが省スペースであるため歩行空間を十分に確保できるように樹形は直立を保ち、葉張が広がらない樹種とする。また、北側に位置するため地温が低い箇所を好み、且つ耐陰性の高いシャラ、ヒメシャラ、アオダモ、クロモジ、ハイノキ、クマシデを効果的に植栽する。
アクセントとしてのモミジ類や香りのジンチョウゲ、キンモクセイなど様々な五感を刺激する仕掛けがある。

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■意匠ウォール
ファサードの意匠ウォールは杉板の不規則な断面模様を模ったもので、雑木植栽と相まって目で見ても楽しく、そして良く観察すると一枚一枚すべて違う模様が、均一性のあるマンションの中で一つ不均一という曖昧性が住み手のアイデンティテーを表現しているものと言える。夜間はライティング照明によって、その不均一性のある凹凸感が浮き上がり、ウォール自体が間接照明の役割と果たし、防犯面にも配慮している。建物の一部にもこの意匠を取り入れ、ぬくもりある木調を取り入れつつ、自然石との調和を図り、安定感のある空間になっている。

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結局のところ、まったく同じ植物を使ってもデザイナーや植える人の手によって大きく異なる。そこにはコンセプトや明快な考えが無いことが大きな理由で、例えコンセプトを設定していても作り手にまで浸透していなかったり、そのコンセプト自体に意味を感じられないと結局は、なんとなくな・・・模倣になるだけで、全くそういうプロジェクトはオモテ面だけを作り込んだ、深みが無い面白みに欠けるプロジェクトになってしまう。

 

<今日の音楽>

Sweet memories


グッドデザイン賞受賞

しばらく放置してたBLOGを再開。年末に差し掛かり増えすぎた無駄なものを少しずつ整理したり、WEBやSNSも同じくあまり意味をなさない媒体は全て削除するようにしました。そんな無理無駄時間を減らして、BLOGを少しでも多く更新したい・・・(願望)

さて、タイトルにあるように本年4件グッドデザイン賞にノミネートされていましたが、2件受賞しました。

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個人的には、4物件すべてに暮らしの楽しさや開発事業の先進性もあったと思っていました。当然ながら審査員が判断するので、受賞の否かに限らずノミネートしただけでも十分価値のあるものだと個人的にはそのように思っていたりします。

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SI-PROJECT

 

 

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T-PROJECT

 

HIRAMEKIが街並みをデザインする上で、最も重要と考えているのは「暮らしの中の楽しさ」だと思っています。暮らしの本質は、自分たち家族が毎日楽しく過ごせるか?が重要です。確かに分譲地であるとお隣にどのような方々が住まわれるか?仲良くお付き合いできるか?など、不安はいくらでもありますが、結局は表面的にいくら華やかに飾っても、本質は「暮らしの中の楽しさ」で、それらを中心におき建物のフォルム、街の連続性、街全体の雰囲気を作り、この街に似合う家族に住んで欲しいと思いながら、特徴的なプロジェクトをHIRAMEKIでは一つ一つ作り上げています。そんな中、本年の4件ノミネートされたということは次に繋がる一定の評価をしてもらったと思いながらも、関わっているものづくりが、アートではなく不動産商品であることから、早期完売や作り込む事で、できる限り高い価格で売りたいという事業主側の考えもあり、ビジネスライクな部分も汲み取りながら、新しい取り組みや話題性のある事業を考えるのは、簡単なことではないのが正直なところです。単純に木々を増やしたり、花を沢山飾ったり、エクステリアを良くすれば暮らしの中の楽しさは増える?のかといえば、案外そうでもないもんです。分譲事業では、やはり街全体と個々の家とが丁度良い距離感というか、付かず離れずみたいな空気がある方が、日本人の住まいとしては良いと思っています。そんな雰囲気を作り出すことが出来るのがHIRAMEKIの存在であるとともに、ほかにはないランドスケープのアプローチ方法で街づくりや不動産商品企画を成功させていきたいと日々考えています。エクステリアや花を飾ることが自分たちの役割ではなく、住まい手の暮らしの本質であり、核心である「暮らしの楽しさ」を絶対的なテーマとして考え、住まい手の土地を無駄にせず、いかに建物内部と外部をバランスを保ち、作り上げるか?毎回のプロジェクト一つ一つ丁寧に考えながら、企画立案から販売のサポートまで、一貫したデザイン関与をさせて頂ければ、またグッドデザイン賞や景観賞などの受賞することが可能のとなり、それらは全て事業主様や住まい手の一つの評価基準になっていくんだと思っています。

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http://www.g-mark.org/award/describe/43051

 

 

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http://www.g-mark.org/award/describe/43050

 

<今日の音楽>

12月の雨

 

 


Beach house

湘南。江ノ島から鵠沼(くげぬま)海岸、辻堂、茅ヶ崎と相模川までのエリアを主に表す。
日本のサーフィン発祥地である鵠沼海岸、加山雄三、サザンの桑田で有名な茅ヶ崎など、湘南の中心地としての役割は強い。今回のプロジェクトは、神奈川県藤沢市片瀬にある戸建分譲(2棟)のプロジェクト。

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海から徒歩圏内でありながら、閑静な住宅街の最奥、北側は野原のような公園が続いていて、周りの景観があまり変わりにくい絶好の環境が揃っていた。街の名前は、早々に「こゆるぎこまち」と決めました。腰越にある小動岬(こゆるぎみさき)、その岬にある鎮守の小動神社から付けた街の名前です。小動岬は相模湾の風景を一望でき、そのいつまでも変わらぬ風景があるという雰囲気が街のコンセプトと重なり、「こゆるぎこまち」という街の名前に。

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今回は、周辺の競合他社が様々な商品コンセプトで「湘南らしさ」を作り出しているのに対して、自分たちは「海の暮らし」という基本コンセプトを設定。
このエリアでは、「らしさ」っぽい商品が多い。海を意識した暮らしではあるのですが、若干違和感ある感じ。型にハマった感が強く、もっと海の暮らしを楽しむ人はラフでカッコよく自分たちでカスタムする余白がある感じの暮らしを望んでいるのではないか?と思いコンセプトを設定しました。このラフ感や特別感を出すために、「こゆるぎこまち」の設計を「ワンオフ感」を強く意識しています。「ワンオフ」というのは、「特注の」「たった1つの」という意味です。1階にLDK、2階に各寝室を配したシンプルな間取りで、限られた敷地の中でも開放感が出せるよう、リビングとエントラスホール(Site1)、あるいは階段(Site2)の空間を完全に仕切ることなく、一つながりの大空間になるよう設計。両棟ともに玄関やリビング、ダイニング等の建物と外との境界を曖昧化して、より外を意識する暮らしが出来る空間構成としています。また、積極的に北側の公園を暮らしに取り入れるように、LANDSCAPE WINDOWを設けています。

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敷地は変形地でありながら、全体を整えてEhu Kaiのシーサイドにあるような裏路地のBeach houseの暮らしが出来るような空間を日本で再現し、進化させるとこのようなフォルムや景観になると想像しながら作ったものです。形を似せる街ではなく、その雰囲気や暮らし方、時間の流れが同じようになることを考えました。
商品企画とは別に、このエリアの暮らし方には独特の感覚が存在している。都心から一番近い海辺であるがゆえに一年中渋滞が慢性化すること。ゆえに、この地域における自転車保有台数も多く、海辺の渋滞エリアを颯爽と自転車で駆け抜ける地元の人が多いのも印象的な光景である。それともう一つ、マリンスポーツ等アウトドアがライフワークになっていることが多い。都心から移住するケースも多く、それだけこのエリアに暮らしの魅力があるということ。企画にあたって自転車、アウトドアの2つのキーワードも外せないポイントとなった。

建物のフォルムは、2棟を1つの邸宅と捉えデザインしています。庇やバルコニー全体のフォルムを整え、シャープに見せています。室内外は、それぞれの住戸をテラススタイルとウッドデッキスタイルとし、個性を作りながら、外部フェンスで違和感が出ない様に全体を包んでいます。

植物は、「ザ・南国」みたいな風だと「らしさ」っぽくなり恰好が悪いので、葉の形状、厚み、色、耐潮性などを考慮、組み合わせを考えて海辺と都会的な丁度中間のような植物環境を作っています。
[敷地面積]Site1=113.12㎡(34.22坪) Site2=111.14㎡(33.62坪)
[延床面積]Site1=89.22㎡(26.99坪)  Site2=83.21㎡(25.17坪)
[間取]3LDK
※本プロジェクトは、完成前に完売しています。

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