都心のマンション価格が高騰してる。戸建住宅の価格が高騰してる。住宅だけではない、すべてのモノが高騰してる。個人的にはあまり影響ないのかなーって思ったてのは束の間。ここに出てくるのかーと思うような事ばかりです。まず、価格が高騰しているんで、区画を多くするための工夫をしたりするんですけど、それ以上に住設を他社よりも優れたものを導入するもんで、余計にコストアップしたり。もろもろコストアップするもんで、やっぱり最低限の外構や環境計画になってしまうという、なんとも悲しい現実。そんな中でも、逆に環境を良くしたり、シンプルな住設でコストを抑えたりと逆張りの事業主も居たり。今の時代背景に、もし自分が家を買うとしたらどんなものか?を考えてみた。ただの個人的な意見ではあるのですが、①とにかくシンプル。②とにかく耐久性。③とくかく考えられていると感じる物件。この3つかなと。シンプルって簡素って事だと思ってて、演出がゼロって意味ではない。シンプルを見せるのは難しいところだけど、既存の街に溶け込むってことかなと。そんな風に書くと個性がないとか目立たないと言われたりするけど。それもチョット違うかもしれない。2つめは耐久性。住宅本体や住設機器そして外構などの素材そのものの耐久性、あとノーメンテっていう訳にはいかないけれど、メンテの楽なものがいい。住設は、余計な機能はナシ。最低限のモノで。そして③の考えられているプロジェクトであるか?ということ。コレ建売住宅には絶対だと思う。①と②ひっくるめての③だと思うけれど、分かりやすいのが駐車場。車の出入りのしやすさとか、駐車場の向きとか、荷室からの出し入れしやすさとか。敷地の制限はあるにせよ、よくある話。うちでも出来た後にアレ?ちょっと厳しい?みたいなことがやっぱりある。相当検討してても、思考が足りていないんだと反省する時があります。特に外構や外部環境づくりは、『考えた?』みたいな事を指摘しやすい。他にも色々あるけれど、この3つを重要視するかなと思いました。ちょっと話ズレたけど、価格高騰によって僕らも見え方、見せ方をコストに合わせて、満足度の高い環境づくりにシフトしてます。限界はあるけれど、少ない予算でもさっき書いた①~③を十分満たすように1つ1つを仕上げて、近隣物件よりバリューアップしつつ、早期に完売するようなデザイン関与をしていきます。って・・・何が言いたいかというと、シンプルとか耐久性・メンテとか考えられているか?とか、簡素で何も無い状態だと思ってる分譲住宅事業者がものすごく多いということ。それによって買う側もそれが普通なものと思考が広がっていかない。暮らす家というものは、こういうモノだと提案出来る住宅ではないということ。住宅は、建売でも注文でも家電や車のような量産品のような見せ方ではダメだと思うのです。街のコンセプトや販売のキャッチコピーなどは、ハッキリいってどうでも良くて、何を考えて作り、売ろうとし、買ってもらうのか?それに住む価値があるのか?です。
最後に。随分とWEBやインスタ更新が滞ってました。実績写真のところを改良しているのですが、手をかけようとしていると仕事が忙しくなったり、暇になったら現場が動き始めたり、さらに暇になって夏休みをとったらコロナにかかったり。コロナが収まったと思ったら、後遺症?で味覚や嗅覚さらには異常な倦怠感に襲われたり。おかげさまで半月以上仕事をお休みしてたら良くなりました。今期は随分出遅れたので、ここから頑張って仕事しないと。是非、ご依頼をお待ちしております。全国各地、オンラインですぐ駆けつけます!!
↓写真は本文と関係ありません。夏に完成したプロジェクトです。小さいですが、なかなか考えられた建売住宅2棟です。