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スタンダードというか。

ザ・スタンダードというかなんというか。久しぶりに門柱や門壁さらには既製品ですがクローズ出来る駐車場など。落ち着いた感じにしてみました。依頼時に決まっていたことは駐車場のゲートのみ。あとは家に合わせて決めるだけ。住宅のデザインは既にデザイナーが手掛けていたので、材料を見ながら、後付けで合わせて行くような仕事。ゾーニングしてそれぞれの住戸が全く同じにならないように少し変化を付けながら連続感が出せるように。といっても2棟だけど。HIRAMEKIで施工しないので、図面はいつもより多め。細部の収まり、タイルの割り付けなど。コレが図面の通りに出来ていないと、現場が混乱するし美しくならないし。折角コストかけるなら、やっぱり細部が良くないと。毎回こんなプロジェクトが数珠繋ぎになれば、きっと街並み(既存も含めて)が今以上に良くなるとおもう。

※ちなみに・・・床に貼ってる石みたいな300×600はコンクリート擬石平板です。もう10年前とは比べ物にならないぐらいの精巧さ。そして強度。石材みたいな剥離や割れが起こらない、サイズが整っているので雰囲気を出せるので、ちょっと最近気にいってます。


セミナー

2024年3月8日(金)に群馬県エクステリア建設業協会主催のセミナーで簡単なお話をさせて頂く時間を頂きました。ご興味ありましたら是非です。


物価高騰

都心のマンション価格が高騰してる。戸建住宅の価格が高騰してる。住宅だけではない、すべてのモノが高騰してる。個人的にはあまり影響ないのかなーって思ったてのは束の間。ここに出てくるのかーと思うような事ばかりです。まず、価格が高騰しているんで、区画を多くするための工夫をしたりするんですけど、それ以上に住設を他社よりも優れたものを導入するもんで、余計にコストアップしたり。もろもろコストアップするもんで、やっぱり最低限の外構や環境計画になってしまうという、なんとも悲しい現実。そんな中でも、逆に環境を良くしたり、シンプルな住設でコストを抑えたりと逆張りの事業主も居たり。今の時代背景に、もし自分が家を買うとしたらどんなものか?を考えてみた。ただの個人的な意見ではあるのですが、①とにかくシンプル。②とにかく耐久性。③とくかく考えられていると感じる物件。この3つかなと。シンプルって簡素って事だと思ってて、演出がゼロって意味ではない。シンプルを見せるのは難しいところだけど、既存の街に溶け込むってことかなと。そんな風に書くと個性がないとか目立たないと言われたりするけど。それもチョット違うかもしれない。2つめは耐久性。住宅本体や住設機器そして外構などの素材そのものの耐久性、あとノーメンテっていう訳にはいかないけれど、メンテの楽なものがいい。住設は、余計な機能はナシ。最低限のモノで。そして③の考えられているプロジェクトであるか?ということ。コレ建売住宅には絶対だと思う。①と②ひっくるめての③だと思うけれど、分かりやすいのが駐車場。車の出入りのしやすさとか、駐車場の向きとか、荷室からの出し入れしやすさとか。敷地の制限はあるにせよ、よくある話。うちでも出来た後にアレ?ちょっと厳しい?みたいなことがやっぱりある。相当検討してても、思考が足りていないんだと反省する時があります。特に外構や外部環境づくりは、『考えた?』みたいな事を指摘しやすい。他にも色々あるけれど、この3つを重要視するかなと思いました。ちょっと話ズレたけど、価格高騰によって僕らも見え方、見せ方をコストに合わせて、満足度の高い環境づくりにシフトしてます。限界はあるけれど、少ない予算でもさっき書いた①~③を十分満たすように1つ1つを仕上げて、近隣物件よりバリューアップしつつ、早期に完売するようなデザイン関与をしていきます。って・・・何が言いたいかというと、シンプルとか耐久性・メンテとか考えられているか?とか、簡素で何も無い状態だと思ってる分譲住宅事業者がものすごく多いということ。それによって買う側もそれが普通なものと思考が広がっていかない。暮らす家というものは、こういうモノだと提案出来る住宅ではないということ。住宅は、建売でも注文でも家電や車のような量産品のような見せ方ではダメだと思うのです。街のコンセプトや販売のキャッチコピーなどは、ハッキリいってどうでも良くて、何を考えて作り、売ろうとし、買ってもらうのか?それに住む価値があるのか?です。

 

最後に。随分とWEBやインスタ更新が滞ってました。実績写真のところを改良しているのですが、手をかけようとしていると仕事が忙しくなったり、暇になったら現場が動き始めたり、さらに暇になって夏休みをとったらコロナにかかったり。コロナが収まったと思ったら、後遺症?で味覚や嗅覚さらには異常な倦怠感に襲われたり。おかげさまで半月以上仕事をお休みしてたら良くなりました。今期は随分出遅れたので、ここから頑張って仕事しないと。是非、ご依頼をお待ちしております。全国各地、オンラインですぐ駆けつけます!!

↓写真は本文と関係ありません。夏に完成したプロジェクトです。小さいですが、なかなか考えられた建売住宅2棟です。


フランス料理

新しいプロジェクト

本当に色々なプロジェクトのご依頼頂き、感謝です。歴史ある街並みの住宅街の一角に新しく出来るフランス料理店。既存の戸建て住宅を最小限のリニューアルで、落ち着いたフランス料理を振舞うというお店。問題は、その戸建て住宅がガチな戸建て住宅で、本当に外部環境が日本の住宅という感じ。この中にある既存樹を活かしつつ、ダメな木は大胆に撤去して雰囲気を作るのが今回の植栽計画。こういう現場では、設定が大切と思ってます。設定って、いわゆるテーマとうかストーリーです。勝手ながら色々妄想して、こんな時間、こんな料理、こんなシェフ、こんなスタッフ、こんなお客様、こんな季節とか。


新しい流れ

新しいモノ

モノや考えなど新しい事が生まれて、勢いよく目の前を通り過ぎるスピードが早くなったと感じる。SNSや動画投稿サイトなど自分の好きなものが選ばれた状態で情報が目の前にやってくるから?探さなくても向こうから情報がわざわざ気を使って来て、物凄い勢いと大量なデータが過ぎ去ってしまうので、余ほど気に欠けないと忘れてしまう。新しいモノ、似たようなモノすっごい量だ。こんな中で家ってどう過ごしたらいいのか?同じように家の中でも情報が行ったり来たりするのがいいのか?そういうのが好きな人も居れば、家ぐらいユックリしたいと思う人も居ると思う。便利すぎるよりもシンプルな操作や構造、耐久性が良い場合もあるはず。最先端が便利なときもある。時代とミスマッチかもしれないけれど、アナログな方が結構好きな派なので、長く使えたりするモノを選んでしまう。街並みを作るときも、シンプルでドコでも入手できるようなスタンダードな草木を選ぶことが多い。『流行の植物とか入れないんですか?』と聞かれることも多いけど、入れないのではなくて必要ないのかなーと今は思っています(要望されたら入れるけど)

流行の植物は僕らなんかよりもっと知識や材料を仕入れている人の方が詳しいし、扱いが難しいんでそもそも建売にはむかない。新しさよりもあまり風景が変わらない、いつまでも美しさを感じる景色や風景に価値を感じてもらえるような街づくりが基本です。緑が多いとなかなか管理も難しいけれど、安価でドコでも入手できる緑を使いながら街づくりのコンセプトにあった雰囲気を演出するってのが、やっぱり一つの魅力なんだと思います。

ちなみに東京ディズニーランドなんかの樹種は、ジャングルっぽい樹種を在来種で雰囲気作ったりしているようです(確か・・・)何が言いたいかというと、特殊樹木を使わなくても雰囲気や風景はある程度コンセプトに合わせて作ることも出来る。見たことない樹木を使うと、一見よさげに見えるけれど、それどーやって管理するの?って事にもなると思う。雰囲気を出すためにヤシ植えるみたいな・・・。手っ取り早いっちゃ、手っ取り早い。

 


製作過程

製作過程プロセス

建売物件に興味を持ってもらうって大切なコトだと思うのですが、簡単では無いのは理解できます。伝える手法で、見栄えやグレード感などを見せるのも大切な事だと思うのですが、やっぱり製作過程を見せるのが一番の丁寧さを感じてもらえるというか誠意のある表現と思っています。(手間ですけど・・・)どんな土地を入手して、こんな街にしたい若しくはこんな製作工程とかを見せる。それが土地売りでも同じ表現でイイと思うのです。土地売りにそんな表現要らないかもしれないけど、どーしてもあのよく見る土地売りホームページ表現を変えてみたいと思うのですが、建売だとそのストーリーやプロセスをより伝えやすいと思う。商品の情報もそうなんですが、やっぱり作っている会社の誠実さや信頼性、不動産商品としての緻密な製作工程・プロセスを知ってもらえるとより商品・物件に興味が湧いてくるハズです。さらにフォーマットさえ出来てしまえば、毎回同じ表現で各プロジェクトによって表現や見せ方が変わるので、そんなストーリーを確立すると自社プロジェクトのそれぞれの比較もしやすいと思います。比較と言えば、前も書いたことあるんですが、10戸のプロジェクトでどれが一番お得?もしくは私達家族に合いますか?って購入者に聞かれた事があります。それはどれでもお好きなのを!って言いたいですが、ある程度ヒアリングして暮らし方や趣味趣向を伺ったあとにおススメを伝えることが出来るのであれば、これほどステキな事と安心感は無いと思います。複数棟の現場での各戸の違いって表現するのが少し難しいんですけど、それぞれの違いはあると思います。車のグレード感のように違いを表現したことがあるのですが、それはそれで分かりやすくてウケが良かった記憶があります。詳しくはまた。


変化球

大体の戸建分譲は、ダラーっと横に並んでいます。大体は同じようなボリュームで建築も作られます。当然外構や植物も同じようなものがズラーっと揃えたようになります。すごく変化をさせていても、何故かポストや機能門柱みたいなものが前面に出てくるだけで、揃ってしまう。統一感といえばいいかもしれないけど、あまりイイと感じる人は少ないと思う。変化を作るために最近では、それぞれの住戸で全然違うディテールを使い、全くバラバラってのもやった。けど、これがまたバラバラ過ぎて。。。変化を付け過ぎるとストライクに入らない。ストレート投げるとストライクかもしれないけど、特大ホームランを打たれてゲームセットするかもしれない。そんな街づくりの難しさ笑。とにかくやっぱり今は美しく作る。美しさを維持できるというのがハマると思う。その美しさを作るのが、また難しいところ。


キレイに作る

先日の営業先での事。そしてチョットした話から見えてきた事。

物価上昇に伴う、所得引き上げという話が大きな話題となっている中、私たちの業界も同じく物価高による利益圧縮が大きな課題であることは間違いのない現実です。そんな中、挙って誰もが考えるコストダウンや縮減です。当然考えるべきことは大いにあるにせよ、コストダウンによる商品力の強化や競争が出来るのも限界があるのだと思う。ターゲットとしてる購入層にもよるければ、コストダウンによる外構植栽費を削っているんです!という話を良く耳にするようになった。でもですね、外構植栽費に元々どのぐらいの費用をかけてた?んですか?と聞くと、他社の平均より随分下回るような感じだったんで、それ以上のコスト圧縮って何が出来るんだろうと考えさせられました。そして、今までの実績などの写真も見せてもらったのですが、共通して言えるのは『キレイではない』ということです。キレイなものを作る・提供するということは当たり前なのに、新築なのになぜかキレイに見えない。どうしてか?簡単なんです。キレイに計画してないから。コストが掛かってようがいなくても、美しく収まるように植木を植える位置、大きさ、舗装の使い分けで床面の汚れの付き方、経年、目地の切り方で奥行きや駐車場の使いやすさなど、いろいろ考えながら計画し『キレイに作る』んです。コスト圧縮・コストダウンを考える前に、キレイに作るということを今一度考えて欲しいと思いました。僕がディベロッパーで事業主ならば、フィニッシャー(外部の仕上げ人)としての外構・植栽計画をやっぱりキチンとする!というのは絶対であり最低限するべきが、他社との競争力や違いをつくる一番早い方法なんだと思います。色々大変な時期ではあると思うのですが、今一度やっぱり街づくりってこうだよな!ってことを考える必要はあると思いました。。。。というと、なんか営業っぽいですが、そうです営業です。是非お声がけください。


久しぶりに完成

この夏は毎日企画を書くと同時に、暑い中現場も同時進行で進んでました。

その中で小さいながらも全体の色味や細かい素材の厚みなどに配慮しながら完成したプロジェクト。クロマツや自然石は地域からの要望?で、積極的に取り入れながら、その地域に元々あった環境を出来る限り再現しながら作ってみました。

 

今回新しく取り入れたのは・・・スキマフレーム。空間を立体的に使うためのフレームを作ってみました。幅広い使い方が出来るとともに、空間のスキマを上手く飾ったり収納したりできる新しい試みです。

世の中のモノ選びが随分と変化している中で、高付加価値な不動産商品づくりはもちろん必要だとは思うし、それを求めている人も多いと思いますが『選ばれる街づくりや住宅づくり』という視点で作るのが必要と感じます。どれも同じで均整なもの、隣の分譲地も同じかそれ以上の設備だけでは全く選びようが無い。選ぶ前に比較されるんですよね。欲しい住宅やモノって、比較しないと思うんです。比較するのは日用品とか・・・そういうコスパとかを気にするモノ。住宅はそうでなくて、積極的に選んで買って欲しい。そんな作り方すると面白い。


夕景を取り込む

分譲住宅や集合住宅では、様々な形状の外部照明などを使い、夜間照明として使われていると思います。ライトアップやダウンライト、ブラケットやらピンスポットなど色々。あらゆるシーンを想定したメーカーの形状、光源、色、角度、まあまあ色々沢山です。照明やエクステリアメーカーのカタログやWEBに記載されているような使い方をしてしまうと、リアルに『光害』になりそうなぐらいの数と方向。特に照明は、実際に使った事ある照明でも現場によって光の角度が少し違うだけで随分明るくなりすぎたり、その逆だったりと、設定や想定した以上にも以下にもなりがちです。ただ、その良し悪しは誰にも理解されないので、明るく成れば基本OKみたいな風潮はあります。少し前までの流行は、『あかり協定』的な夜間は皆で朝まで電気付けておきましょう、明るくして防犯に配慮しましょうという流れがありましたが、昨今のエネルギー問題などから大々的に言われなくなりました。個人的にも夜中まで煌々と明るいのも微妙かなーと思います。ヒッソリ夜中に帰りたい時でも、めちゃくちゃ明るいと気が引けます。自分の中で最近は、足元を中心として歩道側や光を道路に少しだけはみ出すような使い方をします。夜間道路に光が漏れるだけで、広く感じます。それと道路が明るくなるだけで安心感が違います。光源は基本下向きに。広がらないように。広がりが必要なトコロはわずかに限定し、見せたいところと外の広がりを作るメリハリある照明デザインが良いと思っています。器具も出来る限り少なく、カタチは住宅や街のコンセプトに合わせて既製品や既製品を少しだけ覆うカバーなどもオリジナルで作ったりしますが、その場合も熱がこもらないように配慮したりと大変なので、やっぱり既製品を出来る限り種類を少なく、メリハリつけるのが落ち着いた夜間照明となります。ただ・・・照明のメリハリは、植物や壁、住宅を照らすわけなので、その植物の配置や高さがいい加減だと、そのメリハリ感は全然感じないわけで、季節感ある冬の夜の景を作りたいのに、樹種と照明の色味や照射範囲や角度が違っているだけで、全然雰囲気が出ないので十分総合的に配慮が必要なわけです。と列挙していますが、やっぱりいつも照明は難しく、最後まで気になる存在です。