晴耕雨読

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年早々ネガティブな話題ですがこのブログ、実は殆どアクセスがありません。なぜなら、不定期更新で内容もあまり深くない、気の利いた中身ではないから・・・だと自己分析しています。2016年はクダラナイ話題を交えながらも、できる限り更新できるように頑張ってみようと思っています。

2015年も大小さまざまな街並みづくりをお手伝いさせて頂きましたが、個人的に業界の慣習?かな?ずっと気になっていることがあります。街並みを作るときに、殆どの不動産商品が床面積30坪前後になっているという単純なこと。広い家は当然快適で、モノの置き場にも困らないとは思う。予算が十分にある人は、どんどん大きい家を建てればよいと思っています。だけど、実際は、ギリギリの予算と敷地制限、地域性などもあり、それほど大きい家が建てられないという現実的な課題もあり、そこそこのサイズ感ということで30坪?なのかな?

おそらく理由はもっと他(総額とか・・・)にあるに違いないが、そんな理由は問題なくて。

暮らすという前提で、建物が30坪という数値自体が本当に最適・快適なのか?ということが、個人的に2015年からの課題で引き続き、今年も考えなくてはならないことだと思っている。

都心では昨年、車の無い戸建暮らしを実現すべく駐車場が無い街を作り、グッドデザイン賞も受賞した。(完売済)そのような背景からも、今後は広く受け入れられるごく一般的な街ばかり(当然、今までの街並みを否定しているのではなく、必要なモノであるという認識)ではなく、ニッチなニーズや様々なライフスタイルに対応できるデザインされた街が増えることが望まれているように思える。ただ、しっかりとしたマーケティングやニーズ、将来性など様々な課題は残るが、その新しいステージにいけば、別の展開も生まれてくるのではないかとも考えている。

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昨年、某イベントで小さく美しく自分らしく住まうというベースコンセプトを掲げ、敷地27坪、床面積25坪でどのような街並みが実現可能か?を図面と模型を使った展示を行った。イベントの中で来場者が一番興味を持ってくれた内容であった。個人的には、これらを実際に作れる事業主が居たら、是非実現してみたいと考えている。(多少改変しないといけないが・・・)

敷地27坪、建物25坪。
狭小と言われながらも、室内と室外、街としての風景や価値を最大限化。
ちなみに、この企画は仮想プロジェクトですが、実際に同一条件であれば関東域で建てられます。建物30坪という概念を少し外れることで、様々な可能性が生まれます。そもそも建物30坪というあいまいな基準自体を見直すことで魅力的な暮らし方、街が作れるという単純明快な企画展示になっています。

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都心に求められている街と住宅そしてエネルギーの関係を作り上げたプロジェクト「小さく美しく自分らしく住む」ECO COMPACT CITY。外の空気を室内に取り入れる都心の暮らしは、田園で世間のわずらわしさを離れて、心穏やかに暮らす「晴耕雨読」のような暮らし方が実現できる理想のカタチ。晴れた日には草花を弄り、雨の日には家に引きこもって読書や仕事をする。暮らし方自体が、情操教育にもつながる街・・・。

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環境が作る魅力的で少し贅沢な戸建ライフを、一人でも多く実体験できるが人が今年も増えますように・・・。

2016_1_4 HIRAMEKI

 

<今日の音楽>

Laughter In The Rain


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