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オンラインサロン

オンラインサロンっていうと、なんだか怪しいコンサルみたいだけど。

この状況でも企業活動は続けていかないといけないし、むしろ戸建住宅の需要は高まるばかり。その中でいかに戸建商品の価値を認めてもらい、選んでもらえる商品とするのか?が重要になっている。強い個性の住宅地もアリでしょう。無印良品のような無個性住宅群もアリでしょう。いわゆるカッコいいスタイリッシュな住宅もアリでしょう。大事なのは、何を売りにしているのか?何がコンセプトなのか?何がテーマ?誰のどんな人に向けての商品なのか?を明確に商品が外観などに顕在化させ、見える化(家)するかです。

で、そんな中皆さんも増えたと思いますが「ZOOM」MTG。今まで往復2時間近くかけて打合せ行ってたのが、それぞれの居場所と繋いで即座にMTG。今まで以上に密に、より顔を合わせる頻度が多くなり、オンラインだから意思疎通難しいかなーと勝手に思ってたのは最初の頃だけ。今じゃZOOM_MTGが主たる打合せ会場に。回数が多くなることを嫌がる人もいるでしょうが・・・。

そこでちょっと考えました。

いわゆる個別の設計委託業務を契約締結してZOOM_MTGするのではなくて、事業主のスタッフの一人のようにあらゆるプロジェクトの会議に参加し、「岡目八目」的なアドバイスやアイディア、販売の訴求ポイントなどをMTGを通して発信していくという仕事。常識的な回数であれば、HIRAMEKIの都合が合えば、何度でも会議をしたりアドバイスを求めたりできるようなサロン。

この場合のアドバイスやアイディアは、いわゆる会議上でのものですから会議の場のラフスケッチや交わした言葉やお見せする写真等が成果です。お困りごとでHIRAMEKIの業務範囲内であればいろいろ相談してもらって大丈夫です。ただ、マンツーマンとか個別指導的なことはやりません。複数人数で進行している業務に関してです。基本的には会議に出席し、アイディア出しというのがこのオンラインサロンの趣旨。1か月単位で定額制。金額は打合せして個別で調整になりますが、高額なものにはなりません。お気軽にお試し出来ると思います。

今まで委託契約している業務だけを主体としていましたが、事業主様の多様なニーズと売り上げや企業価値を高めるためにも細部のプロジェクトまで一貫したアイディアやデザイン関与をすることが必要で、今こそオンラインでお互いに時間を無駄にせずシッカリと意思疎通しながら事業を進めるパートナーとして広く利用してもらいたいと思います。

※ものすごい反響があったりすると公開スケジューラーなどでオンラインMTGを予約制にしたりする可能性アリマス。多分・・・そんなことは無いと思うのですが。念のため。ご理解ください。

 


GD賞締め切り

グッドデザイン賞の一次審査が6/2で締め切り。

HIRAMEKIが関わったプロジェクトも2件応募しました。1件目は、事業主側にて応募済みで内容はナイショ。2件目は、現場が応募間近で完了し撮影して、なんとか締め切り30分前に完了。結果はどうなるか分かりませんが、概要をまとめた段階では中々良いのじゃないか?とも勝手に思ったり。

毎年応募しているのですが、社会動向や市場動向を分析し、主催者側の考えや審査員等の顔ぶれを見て、当然ながら受賞できるようにシッカリと伝えるという重点にしているのですが、今年は少し考え方を改めて、一方的にこちらの考え、コンセプトを強く伝えるような表現にしています。あまり色々な情報に左右されず最初に考えた事を伝え、それで判断してもらおうと。媚びずに強く!

リーマンショックや東日本大震災があったりと、この10年で様々な事が起こり、そのたびにコミュニティが大切だとか、もっとお金を生む仕組みが大切だとか・・・そんなの分かってるんですよ。みんな。不動産商品として、ニーズに合わせたり趣味趣向に合わせたり、ギリギリを攻めたり、攻めなかったり、GD賞を取るための商品づくりなんてしてないんです。売れなきゃ意味ないから。そう、その売れるし、商品価値もあるし、それを作り売ることで企業価値もアップする取り組みがGD賞なわけで、単純に作った意味とか考え方を伝えることができたなら、それがグッドデザインなのではないかと・・・そう勝手に考えて、もう普通に。

事業主の会社コンセプト。そして「未来のオトナへのデザイン」を商品化しているところ。建売の不動産商品といった平準を求めるニーズに対して、ある意味個性的で意味のあるデザインを作る寛容さや心意気など、ひっくるめると将来に向けた子供たちへの投資であり、違う方向から見れば自分たちの投資でもある。今の風景を良いとするコドモが20~25年後に自分たちの商品をまた買いたいと思ってくれるそんな街づくり。そんなコンセプトと課題を解決したプロセスと技術的裏付けを今回のGD賞に出してみました。

 

結果はどうあれ、色々な事を文章化することで考えている事や理想とする事、現実などが見えてくる。

 

 

 


2020年グッドデザイン賞

2020年グッドデザイン賞がいよいよ募集が始まります。

もう年明け早々から動き出している企業も多く、HIRAMEKIにもいくつか相談が来ている状態です。

さてスケジュールは、一次審査が4/2(木)から6/2(火)までの2か月間。

募集期間長そうで、実際やり始めると全く時間が足りない。

戸建やマンションで使える写真が意外と無いんです。販売用に撮影した見た目重視で煌びやかな写真ばかり。これ殆ど使えないんです。どこに重点を置いたか?それによってどんな過程で変化や覚醒が起きたか?これって外観だけでは伝わらないポイントの写真を撮影してないケースが多くて、既に入居済みとかの物件だともうアウト。HIRAMEKIでは、GD賞に出す出さないは関係なく、施工時に足繁く現場に通い、あらゆる写真を収めておき販売WEBやSNS、GD賞のようなときに一気に使うようにしています。膨大な写真の中にはGD賞に直結するような重要なデザイン注力ポイントがあるもんです。要するに完成時の写真だけではなく、施工中や重要なポイントを示すような資料は常日ごろからストックする必要があるというわけです。

 

それと、今年度から応募に関していくつか変更点があったようです。ちょっと関わりそうな変更点を書き出しておきます。

 

1.カテゴリ変更

恐らく住宅及びマンション、景観系のカテゴリー体系は変更なさそうな感じでしたが、いくつか曖昧だった仕分けが少し明確になった気がします。それだけ応募数やタイプが増えてきているということだと。

2.二次審査会場の変更

これまで東京ビッグサイトや千葉幕張メッセで行われていた二次審査会場が、なんと「愛知県国際展示場」に変わりました。住所は〒479-0881 愛知県常滑市セントレア5丁目10番1号です。セントレア空港のお隣のコンベンションセンターです。ちょっと・・・遠い。

場所

3.応募者限定の内覧会

応募者限定の内覧会というのは、二次審査会場で搬出日にお互いのパネルを見て、業界の今やこれから動向を知ることが出来るという内覧会。これ今までホントは二次審査会場の設営時や撤収時に他社のパネルを覗いたり、写真を撮ったらダメっていうのにグレーな感じで見て見ぬふりだったのを正式に内覧会という形式にしたっていうこと。ま~気になるわな。同業他社がどんな事をしているのか?ましてやGD賞に出してくるような案件がバンバンそこらにあるわけだし。

 

という感じで大きな変更というのは上記3点かなと。

二次審査会場が変更になったのは大きくて、遠いから設営を有料オプションで設営サービスがあるんですが、これをするには二次審査資料を早めに制作しないと間に合わないんです。ただでさえ一次の結果から二次審査までの期間が1か月ほどで短いのに、これ相当なロスになると。結局ギリギリまで制作がかかってしまい、車や新幹線で搬入ってことになるんじゃ?

関連サイトは以下の通りです。

グッドデザイン賞ウェブサイト
http://www.g-mark.org

スケジュール
https://www.g-mark.org/guide/2020/timeline.html

2019年度グッドデザイン・ベスト100プレゼンテーション
https://www.youtube.com/playlist?list=PLIfza47WqYNVlChCyNN46vOnJp_K1DasC

2019年度グッドデザイン賞記録映像
https://www.youtube.com/watch?v=_rOc1PaVCw0

グッドデザイン賞YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/jidpo/

 

そんなことで。今年も始まりそうです。GD賞。

 

 


野菜・家電・車・家

とりとめがないタイトル。

何が言いたいかというと、モノを買うときの判断基準という話。

ちなみに科学的根拠・立証が無い単なる思い付きの話であることをご了承ください。

唐突だけどスーパーマーケットなどで購入する食品や野菜などを購入するとき「これ買おう」という判断基準をどこにするか?というと、同じような商品が陳列されている中で美味しそうとかパッケージが良いとか安心ブランドであるとか、さらに同じ商品群の中でも消費期限が長い?笑とか色々だと思う。野菜なども見た目の美しさ、鮮度、産地、価格など様々な判断基準が存在する。

 

今度は家電を購入するというときに「これ買おう」という判断基準をどこにするか?という点を考えてみる。自分は、思いっきり偏愛しているブランドかデザインに拘る傾向が購入判断を下すポイントである。他の人はどうだろう?やはり家電の場合は、性能と価格を比較して購入判断する人が多いかもしれない。そう。コストパフォーマンスである。家電デザインというよりも機能とコストのバランスでどこのメーカー、品物が優れたコストパフォーマンスなのか?が購入判断を下す重要なポイントと考えるのが家電なのかもしれない。デザインは二の次というのが一般的な感覚なのかもしれない。

 

さてさて、ではもう少し家庭における大きな買い物といえば自動車やバイクなど。この点における「これ買おう」という判断基準はどこか?自分は、この点も家電と同じ判断基準である。他の人はどうだろう。大きな買い物なので、まずは価格帯だろう。都心近郊に住んでいる人は車のサイズも気になるところ。それに家族やライフスタイルによって車種も変わる。次にブランドか?そして最後は何といってもデザインだろう。車は家電のようにブランドも少なく、グレード感の違いも少なくて、自分の欲しいデザインと条件面がそぐわない場面もあると思う。しかし、駐車場や予算に収まらない車には乗ることも出来ない。要するに与条件からふるいにかけられ、残った条件の中から自分が最も妥協できるデザインというよりも、色とオプション?を選ぶという点に家電とは大きく違う判断基準が生まれる。メーカーサイドはこぞってエネルギー(燃費)だエコ(排ガス)だコスト(税制優遇)だという3点を強く推しているが、実際長く乗ると考えた場合、全然比較する意味が無いように思えるが一生懸命プロモーションしているのが逆にあざとく感じてしまう。

購入判断を下すといポイントでは、当たり前だけどもモノによって大きく判断基準は変わってくる。

 

そしてそして、最後に人生大際の買い物といえば「家」だ。家を購入する基準とは何か。ここでいう家とは建売住宅のことで、住宅購入者とはひと先ず一般的なサラリーマンの家庭という事で想定してみる。一般的というのもザックリしているけど、親の援助とかも考えない。真っ当な?家庭という意味です。まず第一に当然ながら価格帯かなと。次には場所かなと。場所といっても条件が幅があり細分化する。子供たちの学区、駅からの近さ、地域の安全性など・・・諸々。次の条件からはもっと細分化されそうだ。次は建物や外構などのモノ自体の評価になる。部屋の数や広さ、階建や間取り、外観デザインや庭の有無、駐車場の出し入れしやすさ、接道幅、そして街並み感や雰囲気などもっとあるけど挙げればキリが無いけど、住宅の本質の機能的な部分が条件となる。建売住宅は当然ながら建っている家を買うので、買う前にどうにもならない点と買った後にどうとでも出来る事に分けて考える必要がある。そのため購入者はどうしても今の現状や家族の今だけを考えてしまい、今だけの「家選び」をしてしまう傾向が多い(そうりゃそうだ)。一方、住宅供給者側の立場としては、ターゲットや時代に合わせて住設機器などは変わってくるものの、基本はあまりどこも大きく変わらない。価格も坪単価に換算してみるとどこも大幅な振れ幅は無くて数パーセント程度といえる。そんな中、もし自分が今の年齢(40台半ば)で住宅購入を考えるとすれば何処にポイントを置くか?と仮定してみた。自分はあまり複雑な機能は好まなくてシンプルで分かりやすさを重視する。住宅選びは、やはり家電や車と言ったモノの選び方とは少し違う視点になるが、基本は同じだ。やっぱり雰囲気とかフォルム。シッカリとした意味があるモノを選びたい。あと今ならシンプルで耐久性のある構造や機能、住設を選びたいかなと。細かく住設機器を比較検討してもいいけど結局複雑かつ高機能な住設は壊れる。壊れた後に同じものを入れ替えるとなるとコストがかかる、結果やっぱり機能はシンプルで高耐久なモノ選びが良いのではないかと。何かと住設山盛りの住宅よりも、将来的な維持管理が楽なもの、単純に外壁が汚れが付きにくいもの等、敢えて掃除やメンテ、未来のコスト増の家を買わなくてもいい。メンテに必要な時間があるなら小さい家庭菜園をやった方が全然マシなのではないか?ともいえる。当然メンテフリーって訳にはいかないんだろうけども。このシンプル、高耐久っていうのは「ローコスト」って意味じゃないです。少し前にこの話をお客さんにしたら「ローコスト住宅」のコンセプトっぽい!って言われたんですけど、そうじゃないんです。供給側はいかに商品価値を上げるか?を商品づくりや物、広告宣伝に至るまですべてにおいてそのように見せるのが当然(当たり前か・・・)なのですが、購入者側としては、購入判断する以外に住宅がどのように変化して、それらを維持していくのか?ライフスタイルの変化にどうやって自分や家族、家が変化すればよいか?などを教えて欲しいというニーズがあるはずです。このニーズをいかにスムーズに伝えることができるか?スムーズに購入者の心に浸透する言葉が出るか?が今後の家選びの一つの重要なポイントになるのではないかとも(チョット重いですかね?)

こんな事を考えながら、シンプルな街づくりは単純を繰り返す毎日の中で美しく住まう人達に必要とされているコンセプト?になっていくはずです。

と長ったらしいですが、何が言いたいかというと。
住宅購入の判断において広さ、価格、高機能住設などの付加価値だけが望まれる時ではなくなってきているという点。単純に掃除しやすさだったり、高耐久だったり、操作のしやすさ、駐車場の止めやすさ、出入りしやすさ、子供たちの過ごさせ方とかもっと単純な事。

外構や植栽も同じで目新しさだけやインパクトだけを求めたのではなく、どうして?なぜ?意味や役割、住宅への影響や環境性がしっかりストーリーがあるモノを選びたいところです。単純さを強く訴えているのですが、単純ゆえに面白さに欠けるといった言われ方があるかもしれないですが、そこは街全体の意味や購入者側への未来への配慮といった点で十分な説明ができるのかと思います。

 

※写真はヘルシンキ&アムステルダム。ちょっとだけ街並みと住宅周りの勉強してみました。なかなか面白かったですよ。色々取材&勉強させてもらいました。

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グッドデザイン賞

また近づいてきましたね。またこの季節。

グッドデザイン賞の募集時期が近くなりました。

グッドデザイン賞の意義について考えることがある。グッドデザイン賞はその名とは少し違ってデザインを競うコンペでは無い。業界の先端を行く審査員がグッドデザインの定義を照らし合わせ、そのデザイン行為が社会に対してどのような改革や改善、新しさを生み出し更には業界全体への影響や未来への第一歩か?など先進性と創造性、未来を見据えて受賞を決めるのがグッドデザイン賞であると考える。同時にこのデザイン行為自体が、繰り返し多方面に展開できることが条件となるので、企業は単発の受賞で喜ぶことではなく、継続して受賞することでグッドデザイン賞企業としての証明と言える。

ゆえに、1回受賞したら万歳というような考えだとあまりグッドデザイン賞としては意味をなさない。企業として沢山のお金をつぎ込んだプロジェクトをアピールして、企業価値を高め、他社との違いを作るのであればやはり継続して受賞がどうしても必要だ。大手デベロッパーが継続して受賞しているのは、グッドデザイン賞の意義やブランド価値を高める術をスマートに継続しているからで、購入者はグッドデザイン賞を受賞していた企業という見方ではなくて、ブランドとしての認識が高いのは継続してこのようなグッドデザイン賞を受賞しているからと考える。

継続して受賞するのは簡単ではないけれど、難しいとは思わない。しっかり考えて、理想と現実のバランスと創造性を少しミックスさせるのだ。

ただ、やはり受賞にはコツが要る。マンションや戸建デベロッパーにとって、ブランド力をアピールする1つが、このグッドデザイン賞の受賞になるわけですが、出せば簡単に取れるって訳でもないんです。

どんな風にすれば受賞できるか!っていう情報を大公開したいところですが、そんなディープな話では無くて、自分なりに考える受賞への近道を少しだけ紹介。

1.まずはゼロから考える。

2.そもそも美しいか?

3.欲しくなっているか?売れるのか?

4.先進性はあるか?

5.展開性はどうか?

 

まだまだあるんだとは思いますが、何となく障りだけ。
意外と難しいもんなんです。過去の事案を真似しても全く受賞出来ません。

昨年は完成するタイミングが合わなかったので、今年は完成プロジェクトと進行プロジェクトをいくつか出品と数社のGマーク出品サポートをお手伝いさせて頂く予定です。

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↑宣伝会議「月刊ブレーン」2016年2月号で「グッドデザイン賞から見えた未来へのスキーム7選」の1つに当社サポートプロジェクトが選ばれました。このプロジェクトの意義はすごく大きくて従来にはないプロジェクトであったことは確かです。しかし、結局のところ単発受賞ではその受賞企業価値は高まっていかず、期待された受賞であることをシッカリと受け止めて、継続的かつ意欲的に創造性の高い美しい不動産商品を作り続けることが、ユーザーの心を射止め売れる商品、他社との違いを作り上げていけるのではないかと考えます。

 

 


違和感

先日、こんなこと聞かれました。

「新しい住宅地って違和感ないですか?住宅と外との一体感が無いというか」

私もそう思ってます。そんなことが無いように、できるだけ気を使ってアイディアを図面化しています。現場もできるだけ自分たちのハンドクラフトで拵えるように頑張っています。

特に気を付けているのは、シンプルな構造や素材をそのまま使うということや単純構造を丁寧に汲み上げるということです。意外と難しいものです。

普通は、豪華に見せたり粗を見せない様に仕上げ材を使ったりするのですが、それをできるだけやりたくないのですが、厚化粧をしたがる人もいます。たまには厚化粧もいいのですが。

それはそれは、ほんと時間と手間はかかります。

現場によっては、時短を求められることもあるので、全部の現場は難しいのですが
お客様の要望があれば、どこまででも付き合うことが出来ますし、対応は致します。

控えめの美学という言葉があるのですが、外構部分は住宅地のフィニッシュになるので意外と化粧と思う人が多いのかもしれないですが、自分はそう思ってないです。外部環境は、住宅に寄り添うもので、控えめにそっと近くにある・・・そんな感じ。

最後を豪華にしてしまうと、やっぱりどこかやり過ぎ感は出てしまい、最初に書いたような「一体感が無い?」みたいな違和感に繋がってしまうのかなーと。

住宅地自体のコンセプトや住宅の作り方、街感、お客様へ何を伝えて何を売りたいのか?この辺が一連の流れになっていると、豪華に化粧してもそれはそれで上手くいっているので、考え方次第なのかもです。

最後は、ちょっと秋の景色を(iPhoneのチョイ撮りです)

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<今日の音楽>

12月の雨

※もしかしたら前もアップしたかも。


植栽

街づくりにはいくつか重要なファクターがあると思うのです。

大きく分けてハードとソフト。ハードは構造物、ソフトは仕組みと考えるのが普通だと。

では、植物はどちらだ?と自分なりに考えるとソフトに入るものだととらえています。

 

かつて何十ヘクタールという公園を設計したときは、植物もハードだと思ってた。

けど、街づくりをし始めてからは植物、緑はソフトだと確信。

時には俯瞰で見える木も庭木は頭より上、もしくは目線に近い位置。

特に香りや色合いが重なり合う様は、本当に心地の良い時間を与えてくれる。

たった一瞬通り過ぎる空間でも同じような感覚になる。

 

植木は、沢山植える必要はないのですが、適切な位置に適切な量で適切な配植で適切なサイズ感で植えるのが、まーまー難しいです。なぜか・・・。予想してたイメージと違ったり。

 

それは植木を見て、これをここに植える!と決めて街づくりをしないから・・・だと。

エクステリア会社に3.0mの◎◎◎という木をここに植えて!というと、確かにその通り植える。

けど、それだとザ・エクステリアになってしまう。街のここにこんなイメージで木と建物が被さって・・・とかイメージを細かく伝えても、おそらくそんな感じには程遠い仕上がりになります。

 

設計者自らが緑を選び。ハード及びソフト面の設計デザイン、販売時の見せ方、説明、お客様へのプレゼン等すべてが連携するのは、やはり毎度難しいけど面白い。

今日もまた関東一円の某植木屋を駆け巡る(↓ここは会社近くの農園。みなさんが良くいく場所です)

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とはいえ、街づくりには正解不正解は全くなくて、まだまだ出来ていない事多いと思う。

植木に関しても同じで、植え方選び方色々あった方がいい。専門家?と言われる人でもいろいろ意見はあるだろうが、ようするに緑をソフトととらえることで自由な組み合わせで新しい手法、組み合わせ、使い方が生まれ、今まで無かったニーズが出てくるもんだと思います。

ただ・・・組み合わせは自由だけど失敗すると相当なリスクがあることも同時に考えないといけないので、やはり自分なりのセッティングや新しい取り組みには十分な注意が必要かなと。

以上

 

<今日の音楽>

時代おくれ

 


グッドデザイン賞

12

もう毎年のように書いているような記事。

今年も早いものでこの時期がやってきました。

Gマークの情報解禁になったと同時に数社から連絡を頂き、出品の依頼と次年度の案件依頼をいくつかお話しを頂きました。(今から仕込まないと来年に間に合わないので・・・)

その時、必ず受賞の可能性を聞かれるのですが、やはり「わからない」です汗(すみません)

でも、最初から出品するよ!って言ってもらえるとモチベーションも作り方も販売方法も変わってくるので是非ストレートに言ってもらえると助かります。

 

今、HIRAMEKIで提供できるサービスは色々あるのですが、やはり街づくり。

建売住宅を今以上に面白く、楽しく、事業主と住まい手の両方がヨカッタよ!と思っていただけるモノづくりを続けています。ちょっとしたことで随分と変わるし、変えたいと思っている事業主の方は多いと思います。スタンダードでありながら、美しく見せる方法もあります。ザ・街づくりみたいな典型的なスタイルもあります。海や山の暮らしを楽しむライフスタイルもあります。いろいろな方法で様々な事業主の方のサポートをしていますので、是非ご一報ください。必ず力になれると思います。(ただ、作業が集中するときはプロジェクト参加できなくてお断りする場合もあります)

 

最後に。

是非、事業主の方には自社の不動産商品をアピールして、会社の価値やスタッフのモチベーション、何より顧客への認知度アップの観点から是非グッドデザイン賞やその他景観賞への出品を目指してほしいです。これは、ブランディングという意味だけではなく、不動産商品を第三者の目で見た批評をされることで、業界自体により良い不動産商品を少しでも増やし、それらを喜んで選んでもらえるように住まい手につなげてもらいたいです。

家づくりや家を買って住む人は、毎日がドラスティックに過ごしたいと思ってるし、たぶんそんな毎日だと思うんです。その住まい手の暮らしをもっと充実させるためには街づくり、住宅づくり、環境づくりが今以上、もっともっとやらないといけないことが多いんだと思います。HIRAMEKIはデベロッパーではないので、事業主様のお手伝いしかできませんが、少しずつでもサポートしていきますので、少しだけでもいいので環境づくりに配慮してください・・・

グッドデザイン賞2017公式HP

 

 

<今日の音楽>

風に吹かれて