GWも過ぎ去り、いつもの日常に戻りつつある。
この4~5月は計画と竣工物件が多くて忘れていたけど、キッズデザイン賞2017が募集をしている。昨年2016シーズンでは、SUGINAMI-PJで受賞しました。このプロジェクトは、街を中心として神田川を取り囲み回遊できるように考えられていて、とにかくグルグルと回りながらテラスや緑、水の流れ、神田川沿いの環境を感じながら高密度な関係性を確保できているのが面白いプロジェクトです。
さて、このキッズデザイン賞は、あまり不動産には関係無いと思われがちだけど、個人的にはグッドデザイン賞よりもキッズデザイン賞の方が選考や賞の趣旨がどちらかといえば好きかもしれない。ただ、住宅における子供たちへの配慮は、どこまで行えばいいか?若干、未知数でさらに限定的であえるともいえる。
仮にこの世に生まれたと同時に住宅に住むと仮定しても、大体18歳から25歳くらいまでには家を出て独立してしまうことが多い。(平均的かつ感覚ですが・・・)
物心つく年齢は、3~5歳?としたら、18歳-5歳=13年間?たった13年しか家に住まないという計算(少々乱暴な考えですが)
この短く高密度な13年間で、子供たちが家族や友達、ご近所さんたちと繋がり、あらゆるシーンで様々な影響?教育?受けることになる。言い換えれば、この13年間で人間形成までも決まってくると。
建築的な目線で子供や家族に優しい家を作るか?環境的な目線で拵えるか?街づくりという観点から創造するか・・・。いずれにしても子供が巣立った後にも住まい手として、どのように利用していけるか?そんなことを思いながら、新しいプロジェクトに少しでもキッズが楽しめるプランを考えています。