月別アーカイブ: 2016年1月

住まいの環境デザイン・アワード2016

以前、当社で環境計画をさせて頂いたtk-projectが住まいの環境デザイン・アワード2016に入賞しました。

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この賞は、東京ガス主催で全国のガス供給会社と各建築士会やインテリアデザイナー協会が後援するもので、審査員に著名な建築家3名を招き多数の応募作の中からグランプリ(1作品)、準グランプリ(1作品)、優秀賞(3作品)、入賞(5作品)を選定する賞です。今回で9回目となるこの賞は、“人と環境と住空間デザインとの真の融合”をテーマに、環境性能と住空間デザインとの調和を図り、暮らしの主人公である住まい手の思いを実現した都市型住宅の好例を募り、tk-projectは入賞5作品の内の1点として受賞しました。

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tk-projectは、公益財団法人日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン賞も受賞し、今回の受賞によってダブル入選です。受賞のポイントは、限りある空間に上手く環境性能の高い機能(EF)を収め、お互いの空間を共有し合いながら理想的な都市環境を享受できるような環境・景観作りが高い評価を得たと考えています。また、車を持たない家を新しい選択軸を作り出すことで、今までなかった潜在ニーズと満足度、高い環境性が特徴になっています。
HIRAMEKIが考える今後の不動産商品の方向性は、環境性能だけではなく如何に美しく、自分らしく、そしてコミュニケーションが自発的に誘発され、楽しめる暮らしの仕掛けがある街並みが求められていく時代だと考えています。単純にキレイにまとめられた家、ブランド重視の家ではなく、同じようなアイデンティティーを持った家族同士が集まり、空間や地域を作る不動産商品作りが次なるニーズを作り出すことポイントだと思っています。

■住まいの環境デザイン・アワード2016

http://www.gas-efhome.jp/index.html

■受賞作品一覧

http://www.gas-efhome.jp/prize/

 

 

<今日の音楽>

Dani California

 

 

 


ブレーン

年末に発売された宣伝会議の月刊ブレーン2016年2月号に2015年にグッドデザイン賞を受賞したSi-projectが掲載されました。

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今月の特別特集で「グッドデザイン賞から見えた未来へのスキーム」として、本年のグッドデザイン賞1337件の中からビジネスや暮らしを進歩させることに貢献した受賞作7作の1つとして、当社が全体デザイン提供させて頂いたsi-projectが選ばれています。

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(以下、ブレーンHPからの引用)

「社会をより豊かに導くためのデザインという考えのもと、プロダクツやサービス、建築などさまざまなジャンルから最多1337件が受賞した2015年度グッドデザイン賞。審査の過程においては、新たな試みとして社会や私たち一人一人が解決しなければならない課題を12のフォーカス・イシューとしてとりまとめ、デザインの今日的な役割はもちろん、将来の暮らしや社会をかたちづくる鍵や種となり得るものを見出すことに努めた。大賞含め注目作を紹介する。」

※月刊ブレーンとは

1961年に創刊の広告・クリエイティブの専門誌です。 毎号広告・デザインをはじめ、プロダクト、パッケージ、ファッション、アートなどマーケティング・コミュニケーションに関わるあらゆるクリエイティブ事例が満載。アイデアを作り、形にする、クリエイターを刺激する最新情報誌。

街づくりにおいて、プライバシーとコミュニティーという相反することを上手く解消して接点を作りだし、より自然体で家族同士が繋がり、暮らしていける街並みとしている点や自然エネルギーによって地下水を使い、せせらぎの音を聞きながら生命感あるライフスタイルが今まで少なかった日本的な風景として一定の評価をいただくことが出来た。

住まい手は、緑や水の維持や管理が必要となるが、それは戸建に住むうえで避けられない事。残念ではあるが、それらの管理を楽しみながら暮らすことができる人・家族でないとこのような良質な環境の中に住まうことが出来ない。殺伐とした草も木も生えない空間にただただ時間とともに汚れていく住宅に住むか?それとも季節ごとに新緑や花の香り、美しさ、紅葉や冬の景など小さくても素晴らしい人間らしい環境の中で暮らすか?どちらが日常の暮らしや人生において、豊かで素晴らしい時間を過ごすことが出来るかは深く考える必要もなく答えは見つかると思う。

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<今日の音楽>

I Saw the Light

 

 


晴耕雨読

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年早々ネガティブな話題ですがこのブログ、実は殆どアクセスがありません。なぜなら、不定期更新で内容もあまり深くない、気の利いた中身ではないから・・・だと自己分析しています。2016年はクダラナイ話題を交えながらも、できる限り更新できるように頑張ってみようと思っています。

2015年も大小さまざまな街並みづくりをお手伝いさせて頂きましたが、個人的に業界の慣習?かな?ずっと気になっていることがあります。街並みを作るときに、殆どの不動産商品が床面積30坪前後になっているという単純なこと。広い家は当然快適で、モノの置き場にも困らないとは思う。予算が十分にある人は、どんどん大きい家を建てればよいと思っています。だけど、実際は、ギリギリの予算と敷地制限、地域性などもあり、それほど大きい家が建てられないという現実的な課題もあり、そこそこのサイズ感ということで30坪?なのかな?

おそらく理由はもっと他(総額とか・・・)にあるに違いないが、そんな理由は問題なくて。

暮らすという前提で、建物が30坪という数値自体が本当に最適・快適なのか?ということが、個人的に2015年からの課題で引き続き、今年も考えなくてはならないことだと思っている。

都心では昨年、車の無い戸建暮らしを実現すべく駐車場が無い街を作り、グッドデザイン賞も受賞した。(完売済)そのような背景からも、今後は広く受け入れられるごく一般的な街ばかり(当然、今までの街並みを否定しているのではなく、必要なモノであるという認識)ではなく、ニッチなニーズや様々なライフスタイルに対応できるデザインされた街が増えることが望まれているように思える。ただ、しっかりとしたマーケティングやニーズ、将来性など様々な課題は残るが、その新しいステージにいけば、別の展開も生まれてくるのではないかとも考えている。

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昨年、某イベントで小さく美しく自分らしく住まうというベースコンセプトを掲げ、敷地27坪、床面積25坪でどのような街並みが実現可能か?を図面と模型を使った展示を行った。イベントの中で来場者が一番興味を持ってくれた内容であった。個人的には、これらを実際に作れる事業主が居たら、是非実現してみたいと考えている。(多少改変しないといけないが・・・)

敷地27坪、建物25坪。
狭小と言われながらも、室内と室外、街としての風景や価値を最大限化。
ちなみに、この企画は仮想プロジェクトですが、実際に同一条件であれば関東域で建てられます。建物30坪という概念を少し外れることで、様々な可能性が生まれます。そもそも建物30坪というあいまいな基準自体を見直すことで魅力的な暮らし方、街が作れるという単純明快な企画展示になっています。

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都心に求められている街と住宅そしてエネルギーの関係を作り上げたプロジェクト「小さく美しく自分らしく住む」ECO COMPACT CITY。外の空気を室内に取り入れる都心の暮らしは、田園で世間のわずらわしさを離れて、心穏やかに暮らす「晴耕雨読」のような暮らし方が実現できる理想のカタチ。晴れた日には草花を弄り、雨の日には家に引きこもって読書や仕事をする。暮らし方自体が、情操教育にもつながる街・・・。

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環境が作る魅力的で少し贅沢な戸建ライフを、一人でも多く実体験できるが人が今年も増えますように・・・。

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<今日の音楽>

Laughter In The Rain