月別アーカイブ: 2020年8月

移転オープン

ついに移転オープンしたアノ場所へ行ってきました。とはいえ移転したのは2019年の春。ちょうど1年ちょい経ったつい先日念願の訪問です。いつもインスタグラムではステキな写真を見せてもらってたのですが、どうしても事務所に行ってみたく連絡して撮影させてもらいました。社長の山口さんとは、6~7年前に群馬エリアでの造園植栽工事で相談に乗ってもらってからのお付き合いです。僕のタイミングが悪くショップが休日に当たってしまい申し訳ない中、施設を一通り紹介してもらいながら想いを聞く。事務所内では、スタッフ一人ひとりのキャリアアップの見える化、課題の改善などを見える化。とにかく事務的な作業なのに細部がシンプルでクリーンな収まり(笑)。

群馬、高崎エリアでの造園、エクステリアデザインの提案、施工は

「株式会社 高崎松風園(たかさきしょうふうえん)」さんへ是非。

群馬県高崎市八幡原町508-1、TEL027-347-2818

https://takasakishofuen.co.jp

 

最後に・・・個人的にこの立地や施設の構成がツボです。そして会社のロゴまで良い。いやー良いもの見せてもらいました。ありがとうございました!!!

↑このロゴ。そして暖簾。うちも作ろうかと思いました。ロゴと暖簾の雰囲気が粋です。

↑事務所外観と内観(吹き抜け)。ヨツールも販売施工までやってます。ヨツールF3をHIRAMEKIでも事務所で使ってます。

↑ショップ内。キレイに分かりやすく。コーヒーもアイスもある🤤

↑DIYも出来るようにマキタ商品も取り扱いしてます。スゲーです。

↑敷地内の様々なアイテム。前の店舗から移植された数々の大木は、何トンあるんでしょうか・・・。


炎天下を撮影する。

ハウスメーカーや地元のビルダーなどが一つの場所に住宅を建て、モデルハウスや営業拠点としてにする場所「住宅展示場」。この展示場の完成は2019年1月で、完成後1年半ほどして夏のシーンを撮影すべく現地へ足を運んでみた。

真夏の炎天下の昼下がり、平日で更にハウスメーカーの一部はお休みの日だった。手軽に寄ってほしい場所の住宅展示場もコロナの影響で要予約来場制となっていてお客様も疎ら。とはいえ7月からは少しずつ集客イベントも再開しているようで集客も上々とはいえないながらも、なんとか頑張れている状態。

いつもは街づくりをするHIRAMEKIですが、街づくりも住宅展示場も企画するにあたって、どんな思いで作るのか?という事が重要かと。主催者、出展者、来場いただくお客様、工事をしてくれるゼネコンや造園会社など一つの輪のようにコンセプトが「思い」を共有してくれるかどうかが重要で、当たり前ですが、意外とそうでも無い事が多いように思います。

細かいところでは、見栄えや設え、使いやすさや受け入れやすさ等々・・・。子供を遊ばせるために遊具を置いて、「はい!どうぞ」っていうのはもうイマドキではないし。出来る限り遊具は排除し、どうやって遊ばせるか?どうやって遊んでほしいか?展示場のあるべき姿とそうでない姿など融合させて、より魅力的な会場で永続的に人が来たくなる仕組みが欲しい所。この展示場はそんなことを色々考えながら、敷地制約と出展社数を最大限にして環境を整えたというほんの一例です。アップした写真の一つ一つの構造や仕上げには意味があります。そして、出来る限り大枠の雰囲気は独創性を感じる空間にしたいと思い大胆なゾーニングにしました。とはいえ、あまりコストはかけられないし、次々と変わる住宅ニーズにも対応できる環境と余白を残し、出展者の利益が最大になるようにあらゆる方向から住宅のアピールができる展示場としての機能を損なわず纏めているのが特徴です。

 

 

 


二次審査設営

2020年8/17月曜日、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞2020」の二次審査設営日、場所は愛知県国際展示場でした。一次審査を通過した商品の現物や二次審査に必要な書類等を出品者自身が展示会場へ搬入し設営、展示するのがこの日。この時期の暑さやコロナの影響もあり例年以上にストレスかかる中、数千点いや数万点?を一斉に見る審査員や主催者側って本当に大変だと思います。

今回、恐らくコロナの影響もあり、出品を見合わせた企業も多いと聞きます。そのような中でも建築やランドスケープ等の業界は少ない仕事を受注へ繋げる判断基準の一つとして出品が多い部門、自分たちの業界内外のポジショニングを再認識するためや、企業ブランド価値の向上など受賞の否かで大きく影響が出ることから毎年出品が増え続けている。

最初に思い付きで出品した2009年からはや11年。毎年ではないけれど継続的に出品して6回受賞しています。過去の勲章のように書いたけど回数や昔の受賞より、新しく受賞した案件がどのくらいあるか?その内容が業界にどんな影響を与えたか?がその受賞企業の価値と言えます。ですから、継続して受賞している会社って相当な企業努力と経費をつぎ込んで開発をしているんだと思います。

HIRAMEKIでは、一時出品を止めようかと思った事ありますが、やはり止めれません。新しく考えた事や作ったものをどこかに発表して、一定基準の評価をもらうことで事業主様と共にモチベーションを保ち、一定の業界ポジショニングを確保したいのはどんな小さな会社であっても止めてはダメなんだと改めて感じることがあったから。

毎年、グッドデザイン賞を出品する方法や事業主の自分たちが出品できるのか?という問い合わせが相当連絡頂きますが、まずはチャレンジする事からオススメしています。何度がトライすることで、理想と現実(販売やあらゆる法規上規制)とのギャップをヒリヒリと感じながら、時代に合わせた新しい商品を作ることが出来るキッカケになるから。

規模や大きさ、予算などは全然問題では無くて、事業主のチャレンジとその結果がGD賞の受賞につながるわけです。ある程度、作戦を練って、商品づくりやプロモーションを作らないと中々受賞には繋がりませんが、そこに新しいコストは必要無くて、今までの手法を見直すという事で大丈夫です。是非。。。ご相談ください。

↑加工しています。ご了承くださいm(__)m

 

 


今こそ再考する

沢山のお客様のサポートをさせて頂く中で、勿体ないと思う瞬間もある。

建物のフォルムが良いのに、そのフォルムとサイディングのカラーや張り分け範囲が上手く行ってないとき。建物の雰囲気、カラーリングは最高なのに外構がイマイチというとき。まー色々です。でもチョット気を使いながら作ることで、地域に認識されるブランドへ繋がったり、完売までのスピードが段違いで早くなったりと。変に作り込む必要は無くて、本当にキレイに仕上げるという事はどういうことか?何をすればキレイで美しい不動産商品が作れるのか?高級素材でも何でもない、普通のサイディングでも十分出来る。外構の照明を明るすぎというほど付けなくても夜の雰囲気は十分作れる。宅配ボックスを付けなくても誰も気にしない。むしろ後付けで宅配ボックスなんて自分で付けれる。とにかく細部に拘るという事が間違った方向へ行ってたりする。決まりごとなんだとは思うけれど、今こそ再考することで利益をアップさせたり、GD賞を狙ってみたり、地域ブランドを強化したり、欲しいと思えるほどの美しい商品を作ってみたり。

今こそなんだと思う。

ところで、先日こんな記事を見ました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b94d8640c17a7232c293395b6028f29bc4252eeb

以前も書いた記憶があるんですが・・・

家電を買うとき、車を買うとき、家を買うとき・・・それぞれ何を基準に購入判断をするのか?という記事。

このネットニュースを見て思い出しました。

車を購入するとき、色に拘る?車は色で選ぶ人なんて居ないんだと思う。与条件(家族や駐車場、価格)から限られた車種が選ばれ、その時点でフォルムや外観の好みの選別が終了し、あとは「色」を選ぶか「グレード」を選ぶか?ぐらいなもんです。

色がこの色好きだから、この車!ってなりませんよね。

色は時代や社会情勢などによって、好みや流行が変わってくる。家も同じで時代や社会情勢、経済情勢などによってフォルムや色味も売れ筋があると思う。

ようするに、昔の張り分けとか組み合わせとかではなくて、もっと雰囲気を上げる組み合わせや色味を使うというところ。

車の色でさえ、時代背景によって様変わりしている中、建物はずっと同じである。やっぱり色々あるほうが楽しい。チンドン屋みたいな家はどうかと思うけども、街並みで美しさを感じる雰囲気って大切なんだと思う。

 

今こそ、いろいろ再考し、チャンスに変えていく瞬間なんだと。

 


コンセプト

集合住宅の仕事について参考資料を作る事があったので、引用。

集合住宅において間取りや空間構成、外観、ランドスケープはどれが欠けても魅力的な企画は出来ません。

なぜ?この雰囲気やコンセプトにしたのか?

コンセプトワークは分かりやすさや明確さ、営業トークの一つや購入者の決め手の一言になる事が多いため企画において後付けではなく納得できる親しみのあるコンセプトが重要といえます。

この言葉から導かれた建物や植物などから生まれる魅力は、広告にも反映しやすく現物との関連性も体感・実感することが出来ることから、一貫した企画コンセプトは魅力的な空間を作るためには、必要不可欠となっています。

ちょっと分かりやすくイメージしたものですが、実際にこのようなものからコンセプトワークして、間取りや細部のデザインを決めていくフックになります。迷った時に何に頼るか?どこに立ち返るか?それがコンセプトであり、大切なキーになってきます。

 


山再生プロジェクト2

先日の山再生プロジェクトの反響が凄かったので・・・。

定点では無いですが、時系列で。

 

初めて現地へ行ったとき。

 

先ずは草刈と荒造成

 

奥の建物建設中

 

全棟完成

 

外構工事中

 

植栽工事完了

土地形状はいびつな形をしていますが、所有区分はシッカリ分けられていながらも一体感を。軽快な山道(階段)を駆け上がるとリビングから繋がる眺望が良い。普通なんですが、普通じゃない価値。風景の価値って、その場の特徴であり、他には無い空間でもあるのでそれを活かすのが良い。ただそれだけなんですが・・・。

立地を活かす、デッドスペースを活かす、風景を価値に変換する工夫を建物と外構で作りこむわけですが、それだけでは成立しなくてそこでどうやって何をさせるのか?意外と非日常的なことを勧めたりする場合が多いんですが、逆ですよね。日常にどうやってこの風景を活かしていくか?どこでこの風景をシーンとして家族と共有するか?それが出来る間取りであり外構でないと、みんながテラスでBBQなんてしませんし。恐らくそんなシーンを想定したような空間って、実際そんな風に使われて無くて残念なことになりがち。シーンは実体験してる人しか再現性が無いと思っています。単純で分かりやすくて、伝わるコンセプトからの顕在化。これが一番と考えます。


コロナ禍の住宅とは

ちょっと前にもブログ記事にしたのですが、コロナが収まらない今住宅事情はどうなっていくのか?という話。設定として、いわゆる事務系とか室内で済む仕事のようですが、そもそもその大前提として自宅に仕事スペースとして、わざわざ作るのか?不動産事業主として、広くないリビングの片隅にワーキングルームを設定すると、どうなの?という事はあると思います。

たまたまこんな記事見つけました。

※出典元や掲載元は画像参照してください。

 

どうでしょう・・・。

浸透するのでしょうか??在宅勤務とかSOHO的な空間とか。

個人的には特徴的な住宅群があるのは試みとしては良い気がします。

SOHO住宅群とか。

またスゲー特徴的なコンセプト住宅をやってみたいもんです・・・。

 

 

 


いよいよ大詰め。

グッドデザイン賞2020の二次審査がいよいよ来週8/17(月)から始まります。

1次審査の結果から約1か月ほどしか準備期間も無くてドタバタでした。特に今年は長い梅雨の大雨で現地で写真撮影がし難い状況が続き、資料収集自体もギリギリになってしまいました。

必要な資料はA1パネル×1枚とA3サイズの補足資料10ページだけ。

これだけで全てが伝わり、一瞬の判断で結果が決まっていくのがGD賞。

数千点をたった数日間で審査する必要があるので、実際のところユックリ、ジックリ資料を確認できるのは一握りの案件だけだと思います。その一瞬のインパクトとデザインの可能性をどれだけA1サイズのパネルに分かりやすく乗せるのか?見やすくするのか?が焦点。

過去のパネルを印刷してみて、フォントや並び等を色々試案し、シンプルで分かりやすいパネルを作成。

いよいよ来週。結果は9月。

どうなる事でしょうか・・・。


夜景を撮る。

大階段のある街の夜景を撮影。アプローチの殆どは階段なので、光が目に入らないように基本は光源にカバーしたり、傘を付けて路面への照射に配慮しています。また、光源を出来る限り小さく、規則性を無くすようにすることで接道側から見上げた時の雰囲気と光害を抑えるように考えています。建物はそれぞれ間取りを敷地形状に合わせて工夫していて、何と言ってもリビングやテラスから視界を邪魔することなく街の夜景を一望できるのが良いです。参考までに・・・。


オンラインサロン

オンラインサロンっていうと、なんだか怪しいコンサルみたいだけど。

この状況でも企業活動は続けていかないといけないし、むしろ戸建住宅の需要は高まるばかり。その中でいかに戸建商品の価値を認めてもらい、選んでもらえる商品とするのか?が重要になっている。強い個性の住宅地もアリでしょう。無印良品のような無個性住宅群もアリでしょう。いわゆるカッコいいスタイリッシュな住宅もアリでしょう。大事なのは、何を売りにしているのか?何がコンセプトなのか?何がテーマ?誰のどんな人に向けての商品なのか?を明確に商品が外観などに顕在化させ、見える化(家)するかです。

で、そんな中皆さんも増えたと思いますが「ZOOM」MTG。今まで往復2時間近くかけて打合せ行ってたのが、それぞれの居場所と繋いで即座にMTG。今まで以上に密に、より顔を合わせる頻度が多くなり、オンラインだから意思疎通難しいかなーと勝手に思ってたのは最初の頃だけ。今じゃZOOM_MTGが主たる打合せ会場に。回数が多くなることを嫌がる人もいるでしょうが・・・。

そこでちょっと考えました。

いわゆる個別の設計委託業務を契約締結してZOOM_MTGするのではなくて、事業主のスタッフの一人のようにあらゆるプロジェクトの会議に参加し、「岡目八目」的なアドバイスやアイディア、販売の訴求ポイントなどをMTGを通して発信していくという仕事。常識的な回数であれば、HIRAMEKIの都合が合えば、何度でも会議をしたりアドバイスを求めたりできるようなサロン。

この場合のアドバイスやアイディアは、いわゆる会議上でのものですから会議の場のラフスケッチや交わした言葉やお見せする写真等が成果です。お困りごとでHIRAMEKIの業務範囲内であればいろいろ相談してもらって大丈夫です。ただ、マンツーマンとか個別指導的なことはやりません。複数人数で進行している業務に関してです。基本的には会議に出席し、アイディア出しというのがこのオンラインサロンの趣旨。1か月単位で定額制。金額は打合せして個別で調整になりますが、高額なものにはなりません。お気軽にお試し出来ると思います。

今まで委託契約している業務だけを主体としていましたが、事業主様の多様なニーズと売り上げや企業価値を高めるためにも細部のプロジェクトまで一貫したアイディアやデザイン関与をすることが必要で、今こそオンラインでお互いに時間を無駄にせずシッカリと意思疎通しながら事業を進めるパートナーとして広く利用してもらいたいと思います。

※ものすごい反響があったりすると公開スケジューラーなどでオンラインMTGを予約制にしたりする可能性アリマス。多分・・・そんなことは無いと思うのですが。念のため。ご理解ください。