月別アーカイブ: 2020年2月

ラフ。

HIRAMEKIで実際どんな作業でどんな仕事を受けてくれるのか?っていう質問が滅茶苦茶来ます。

WEBに掲載している通りですので、ご覧ください。

先日のワークショップでも少しだけ触れたんですが、10個の仕事が受けられます。

その中の5個がHIRAMEKIのメインの仕事です。やっぱり造園系のご依頼が一番多いです。

そんな中、依頼が来たらとにかくアイディアをラフで書きまくるんです。

書いて、書いて、書いて、書いて・・・書きまくる。

で、その流れというか経緯と結果をご説明して、基本プランなり実施図を進めて微調整していきます。アイディア出しの段階が泣きそうになるぐらいの作業になったりするんですが、ここで全てが決まってしまうような感じがします。

この流れを来場者なり契約してくれるお客様に説明したいのが僕の今の野望です。

 

 

 


図面

図面を書くという仕事なのか?アイディアを表現する仕事なのか?そんな細かい事はどうでもよくって、ひたすらに想いをA3の紙にひたすら表現するのが毎日の日課です。図面を書き始めたのは25年前で、その頃はドラフターに図面を張り付けて手書きで書く方法だった。建築はトレペーで土木系はフィルムだった。青焼きに何度も下書きをして打合せして、図面を書いて完成させるという気が遠くなるような毎日だったけど、図面を書くのは全く苦痛では無かった。そんな手書き暮らしからCADに移行するにはそんなに時間はかからなかった。国土交通省の納品もデジタル化が早かったし、必然的にPCでCADを操作することに。特に気を付けてたのが、僕らはあくまでも造園系の図面だったので完成が美しくないとダメだという事。CADで単純に書くのではなくて、手書きを意識したCAD作図に注意しながら。それと、三次元CADを使用しない事(笑)なぜかって?画面上で立体で見えてしまう映像って、操作する側の人間が完全に創意工夫を失っていると僕は思っています。建築系は三次元化は良いと思いますが、造園の三次元化って。エクステリアのダメなところは、容易に三次元化して何となくデザイン?されている気がしているという錯覚に陥るところ。デザインする側が高さを読み、細部を想像し、建築フォルムとの調整を考え、室内からの見え方を想像する。人間の手触り、感覚、距離感などCAD上には表れないところを敢えて自身で想像しながら図面を書き起こすのが面白い所。そんな面倒なコトをしながら僕は図面を書き起こしています。

その中で、特に人と違う図面の書き方というかアプローチの方法がある。

何となく図面を書く前に当然ラフを書いたり、テキストを起こしたり、イメージの写真を徹底的に収集したりするのは誰でもすることですが、僕はその雰囲気に合う「音楽」を探したりします。

これ・・・どこかで聞かれて「音楽」を探して図面を書くって言ったら、失笑されたことあるんです。

でも自分の中ではすごく重要で、完成から販売会のイメージまで想像しながら図面を書いてます。来場者にこの家で最初に聞いてもらいたい曲ってこんな音楽だよな~っとか。

ちょっと変な図面の書き方ですが、雰囲気に合う音楽を探すっていう奇妙な作業を実はしながら図面を完成させているのが実態です。特段自分が音楽に精通しているわけでもなく、何となく合う曲をYOUTUBEで探したり、手持ちのCDから探したりと地味なんですがピッタリ合う曲を流しながら図面を書くと、新たな発見でより良い方向に図面が変わってたりします。

 

ちなみに、僕は手書きが正解とは思わないです。二次元CADがベストと思ってます。

写真は2月に書いた図面の一部です。


新しい事。

ブログ放置続いてましたが、改心して少しだけ。

まず、少しプロジェクトが完成しているのでWEBのトップに追加してみました。

他にもいくつかあるのですが、十分な写真を揃えてないのでタイミング見て小出しにしていこうかと思います。

 

それと、2/4に新宿でワークショップ(簡易なセミナー)を開催しました。僕ごときに約200名の方が参加していただき、恐縮しっぱなしです。小手先のエクステリアでは無くて、そもそも論的なトコロからどうやって雰囲気や環境づくりを変えていくか?というアプローチを題材にしたパワポを用意しました。古い実績は一切使わず、直近のプロジェクトやそのディテール、雰囲気をどのように作っていったか?その考え方やストーリーを簡易に、そしてカミカミの説明で聞きずらかったハズ。本当にスミマセン。でも1時間の中で結構面白く、アッと気付いた点もあったのではないかと思います。もし、時間あったらここでそのパワポの一部を紹介したいなと思います。時間あれば・・・。

 

そして、実務の方ですが住宅やマンション、不動産の業界自体があまり芳しくない事もあり、無茶苦茶な忙しさは無くなりました。一つ一つのプロジェクトに専念出来ている感がありますが、もう少し忙しくなっても良いのじゃないかと思います。

そんな中、完成したプロジェクトを見ていて一つ考えたことがあります。

住宅販売って?という事。

同じエリアに競合他社のプロジェクトがあるのは特段珍しくない事です。

予め、競合他社のプロジェクトは何となく情報が入ってくるもの。その土地を仕入れた経緯だとか、その場所の歴史だとか。分からないのは開発コンセプトやその経緯、あとは詳細の間取りやスペック、価格だけどもこれらは最終的に情報がオープンになれば分かる事。ただ分からないのはやっぱり開発コンセプトとその経緯だけ。何故分からないのか?それは広告やWEBには触れられていないから?営業マンもソコまで語らないし。分からないから。ただ語れることはみんなWEB等に掲載されている情報だけ。ただ、来場するお客さんとしては、ソコ重要なポイントだと思う。なぜかって?どうしたらこんな風になったのか?どうやって使うのか?どう使えば楽しくなるのか?楽になるのか?耐久性を上げるポイントだとか、車の入れ方だとか笑そう、でもソコ重要。要するに今住宅を買おうとしている人達に強い衝撃を与えるなら、価格やスペック、機能性だけの語りじゃ足りないって事。なぜ?こうなった?こうした?こうすればいい!という事を語る内容と人が必要だと思った。決して営業マン批判をしているわけではアリマセン。自分が来場者だったら何を聞きたいか?この会社から買いたいモノって不動産商品だけじゃないだとおもいます。その思いと、そのお客様の構成や趣味趣向などを読んで、暮らしをいかにイメージさせることが出来るか?そうなった時には、少々駅から遠かろうが、価格が少し高かかろうが、スペックが他社より低かろうが、違いはそんなに無くなってそれ以上にココが自分たちの暮らしにピッタリなものなんだと思ってくれる。

完成したプロジェクトでチョコチョコ思いを語らせてくれる場があれば・・・うち(HIRAMEKI)は結構役立つ営業(サポート)マンだとおもいます。

やっぱり魅力的で美しく、ステキな暮らしが出来そうな空間は簡単には出来ないし、それを求めている人はまだまだ結構いるんだと思います。

スタンダードな商品づくりも必要だとは思いますが、やはり少し語れるモノづくり、商品づくりは事業主として必要なスタンスでは無いかとは思います。新しい事っていうタイトルにしていますが、別に目新しい事では無くて欠落している重要なコトを是非とも重要視してほしいとの願いです。安直さって見抜かれてます。結局買いたたかれ利益が残らない。ゆえに戸建て事業がダメだってことになったりします。個人的には全然この戸建プロジェクトでバンバン作って、企業価値を高めることは簡単では無いけど、まだまだドンドン行ける事業であることは確信しています。家が余る時代が来るとか言われていますが、日本人はきれい好きで新しいもの好きな気質です。シッカリとした不動産商品を作れば、そこに価値を感じてくれる人は多く中古住宅なんかよりも利益もブランドも作れると思います。