随分と前進していかないプロジェクトがあり、それは自分自身の中でなかなか消化できない部分が大きく原因となっていて、いろいろ調べているうちに一つの場所に行き着いた。
その場所は、関東よりずっと北にあって、たどり着くには飛行機<電車<車という流れになり、予約せずにいきなり行くためにはひたすら飲まず食わずで北の目的地へ、ただただその場所を見に行くためだけに黙々とひた走り続けた。
他の仕事もあるので滞在は一日。写真だけではなくて、しっかりと見てこようと無理を言って一日スケジュールを空けて泊めさせてもらった。
なぜこの場所なのか?は、様々なプロジェクトに支障が出るので敢えて明かす必要はないけど、今求められているプロジェクトに近いものがある場所で、そこに行けばそれ以上の想いや感覚が沸き上がるのではないかと思った。
ちなみに余談だけども自分の場合、宿泊施設にオモテナシは全然求めない。敢えて言うなら放置しておいてもらいたいくらい。たぶん、そういう人多いんじゃないかと。食事もなんなら不要なくらい・・・。
本題は、この施設やそのデザインなんで食事や風呂などは割愛。風景の取り込み方と周りの環境との調和、あとはそれらを生かすようなディテールを時間の許す限りジックリと探ってみた。
ネットの写真で見てると分からなかったけど、実際行ってみるとフェイクの塗装技術をインテリアに相当使っていて、なかなかヨカッタ。普通ならげんなりするかもしれないけど、自分の感覚としては、非常にうまく作りこまれてて、本物と偽物?笑、新品とアンティーク?が見事だったと思う。汚し技術もそこらに普通に使われてて、新しいのに?なぜか落ち着いたインテリアの雰囲気さらには外の取り込みとプライバシーと全体の環境がオモシロかった。
とはいえ、、、実際行ってみると、客に感じてもらいたい事とターゲットにしている人がすごく明確で、これはこれでスゲーなと感じることができて、国内外の某有名ホテルとの線引きというかターゲットの違いでここまでディテールが変わってくるんだとま~感心した。計算してたのか?どうか分からないけど日の入り具合からその陰影などなど、、、
あとは…写真見てください。ツカレタ・・・
余談・・・この宿泊施設で、一晩中バリバリ仕事してたのは内緒です。
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