気が付けばWEB更新を2か月以上放置していた。
本当はもっと頻繁にプロジェクトを紹介したいのが本音ですが、実際のところ現場はそんなに早く完成しないので、プロジェクトの紹介は販売に合わせて完成後ずっと後になる場合も多い。簡単に言えばネタ切れか?!ではなくて、ちょっとだけ忙しかった夏だったという言い訳です。
久しぶりにトップページを更新したので、ブログも更新してみることに。
毎度この時期は、公益財団法人日本デザイン振興会が運営している「グッドデザイン賞」の発表がある。2017年も4月ぐらいから募集をスタートして、1次、2次と審査資料を経て、本日10/4が結果発表という流れ。
2017年の出品内訳は、1次審査に4プロジェクト出品し、3プロジェクトが通過。
2次審査では1プロジェクト通過と、厳しい内容で審査結果が出るたびに胃が痛む感じです。
今回受賞したプロジェクトは、外構がポイントではなく「いかに既存の古民家に合わせて、新しさを見せるか」がポイントで、当社はこの部分のコンセプトやデザインワークを行い受賞することができ、審査委員の評価ポイント(評価コメントはトップページに!)も自分たちが伝えたかったことを十分に伝わったことが好結果に繋がったと考えてます。
グッドデザイン賞の最終的な受賞結果をWEBで確認してみたところ、他社の戸建分譲系や賃貸など事前に見たり、聞いたことがあるプロジェクトが多くて、自分が苦しんでいたにも関わらず意外と同業系の受賞が多かったのはとても刺激をもらいました。反面、ヤラレタ!という内容も特に感じなかったので、まだまだいけるはず・・・たぶん。
毎年この賞の結果や情報を収集し、自分なりに分析して蓄積するようにしていますが今年は詳細な結果を読み込まずとも、流し読みをするだけで明確に受賞傾向が見えてきました。ここ1~2年で自分が課題にしているような内容と合致しています。是非、今後のプロジェクトにこの分析結果をもとに、よりよい不動産商品づくりに役立てたいと考えています。
最後に。
受賞したから=良いデザインとか、受賞するのを目的として商品づくりを行っているのではなく、制作プロセスと顕在化された内容が受賞に値するか?否かだけです。人の感覚なんて様々で、善し悪しは定量的には表せない。しかし、時代背景、業界の課題、住まい手のジェネレーションギャップなどいろいろな凸凹をフラットにして、誰にでも見せられ説明できるプロセスとすることは、悪いことではなくその結果を評価されたことをプロモーションとして利用するのは、まったく不自然なことではないと思います。人生をかけて買う住宅を少しも妥協することなく、正しい未来を作る不動産商品づくりは素晴らしいものなんだと感じてもらえるような企画をHIRAMEKIは提案していきます。以前のブログでも書いて、いろいろな所でお話しさせてもらってる「そこそこ感」って大事なんだと再認識。
さて、あと6か月後には2018年の1次審査が始まります・・・その前に目の前のプロジェクトを進めないと。
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