いいものを安く提供したいと思う会社は多いと思います。
私も同じ考えです。会社なので当然ながら必要な経費や利益も必要なのですが、それ以上に良いモノ、いいものを提供したいと日々考えています。では、良いモノって何なんだろう。不動産商品において、珍しものや変わったもの、オシャレなものや豪華なものが良いモノとも言い切れないような気がします。
詳しくは自分でも伝えきれないんですが、最近は少し考え方が変わってきていて、空気感というか雰囲気の良さを重視しているように思えます。
雰囲気の良さって漠然とし過ぎているのですが、そのコンセプトにあう必要最低限の意匠で、魅せて、選んでもらう。そして住み手がドンドン成長させるというようなイメージです。
なんだか分かりにくいですが、なんとなくそんな感じ。
ちょっとしたアイディアや色の使い方だけで、十分街の良さ、雰囲気、コンセプトを表現できたり、それが一番ユーザーにとってやり過ぎてない感が受け入れられやすく、分かりやすいかなと。
要するにゴリゴリ感のある街は、あまり好まれないんじゃないかと。拘った配棟、道、建物etc・・・当然大事なんだけど、そこぢゃない気がしてます。
おかげさまで沢山の依頼やプロジェクトのかかわり方をしてて、そんな風に考えることがあります。
ゴリゴリ感を出さなくて、サラッと雰囲気を出す。
そんなイメージを強く持って、今のプロジェクトに薄っすらと良さと今感を出す。
そこそこ感って、なかなか難しいです。
自分ではそこそこ感かなと思ってても、お客様からするとゴリゴリやな!って思う人もいるし。
悩みに悩んで提供する設計というサービス業務は、本当に面白いけど、すごくシンドイ。
それなのに今日もご紹介いただいたお客様。「小さいけどいい?」と。
気を使ってもらわなくて全然大丈夫です。ゴリゴリ→そこそこ感を出してみます。
本当に毎日いろいろお待たせしっぱなしのお客様に申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。
↓最近完成したプロジェクト。ある意味そこそこ感とゴリゴリ感が混在した今感のする。わかりにくい表現ですが・・・。
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