GD賞締め切り

グッドデザイン賞の一次審査が6/2で締め切り。

HIRAMEKIが関わったプロジェクトも2件応募しました。1件目は、事業主側にて応募済みで内容はナイショ。2件目は、現場が応募間近で完了し撮影して、なんとか締め切り30分前に完了。結果はどうなるか分かりませんが、概要をまとめた段階では中々良いのじゃないか?とも勝手に思ったり。

毎年応募しているのですが、社会動向や市場動向を分析し、主催者側の考えや審査員等の顔ぶれを見て、当然ながら受賞できるようにシッカリと伝えるという重点にしているのですが、今年は少し考え方を改めて、一方的にこちらの考え、コンセプトを強く伝えるような表現にしています。あまり色々な情報に左右されず最初に考えた事を伝え、それで判断してもらおうと。媚びずに強く!

リーマンショックや東日本大震災があったりと、この10年で様々な事が起こり、そのたびにコミュニティが大切だとか、もっとお金を生む仕組みが大切だとか・・・そんなの分かってるんですよ。みんな。不動産商品として、ニーズに合わせたり趣味趣向に合わせたり、ギリギリを攻めたり、攻めなかったり、GD賞を取るための商品づくりなんてしてないんです。売れなきゃ意味ないから。そう、その売れるし、商品価値もあるし、それを作り売ることで企業価値もアップする取り組みがGD賞なわけで、単純に作った意味とか考え方を伝えることができたなら、それがグッドデザインなのではないかと・・・そう勝手に考えて、もう普通に。

事業主の会社コンセプト。そして「未来のオトナへのデザイン」を商品化しているところ。建売の不動産商品といった平準を求めるニーズに対して、ある意味個性的で意味のあるデザインを作る寛容さや心意気など、ひっくるめると将来に向けた子供たちへの投資であり、違う方向から見れば自分たちの投資でもある。今の風景を良いとするコドモが20~25年後に自分たちの商品をまた買いたいと思ってくれるそんな街づくり。そんなコンセプトと課題を解決したプロセスと技術的裏付けを今回のGD賞に出してみました。

 

結果はどうあれ、色々な事を文章化することで考えている事や理想とする事、現実などが見えてくる。

 

 

 


ライブ感

コロナの影響でエンターテイメント業界が大打撃!というニュースを見かける。エンタメ業界だけが特別影響を受けたという訳でもないだろうけども、演者や関係者、楽しみにしていた人の衝撃は凄まじいものだったといえる。ザックリいうと生きてる人すべてに影響があったといえる。当然私もHIRAMEKIも同じく。ただ、自分たちは現場が動いているのでそれらを途中で放棄するわけにもいかず、可能な限りの対策で今の今まで進んで来ている。これは現場もそうだけど、設計やデザイン業務も同じでオンライン打合せに変わっただけで、実は今までよりも打合せ内容は密に、そして濃い数か月であったと思う。けど、やっぱり現場は毎日変状していくわけで、色々なトラブルや変更も出てくるわけで、それが面白いといえば魅力あるところ。より良い方向や商品を提供できるように日々現場に設計に追われているというのは、日常が正常にあるという幸せな時間であることを実感できた期間でもあった。同時に、自分がしている仕事やその成果、求められている事など世の中や社会での会社や自分のポジショニング見つめる時間も作れたような気がする。

先日訪れた現場で言われた一言。

「ライブ感があるよねーココ!」

?ライブ感てて・・・とその思いながらも現場写真を撮影して帰った。

ずっと気になってて、ライブ感ってなんだろと。

過去の写真とか今回撮影した写真とかを見ながら、「ライブ感」少し分かった気がする。

自分が現場に求めているものって「偶発性」とか「帰属心」とか「臨場感」なのかなと。単なるモノを並べているのではなくて、玄関ドアを開けた瞬間だとか街に帰ってきた雰囲気とか家の香りだとか、雨で汚れた石とか苔とか。シーンなんです。その生きてる街というか。

HIRAMEKIで関わって完成した街で暮らしている家族がこのライブ感で家を買ったよって人は少ないんだと思いますが、暮らし始めてから分かるこのライブ感(笑)

完成して暫くしてから事業主の方から「すっごくイイ感じに暮らしがある」って聞くと、ほんと嬉しい。とにかく暮らしの中で偶発性を装った必然っていうシーンをあらゆるパターンで隠しながら街を作るんで、それは家を購入して住まないと分からないし、事業主の方もずっとその現場に張り付いているのではないから気が付かない。HIRAMEKIは完成してからも5年も10年もずっと現場を追い続け写真を季節や天気ごとに撮影し続けています。こんな撮影がずっと続けられる街もあまりないんじゃないかと・・・大規模開発じゃなくて小規模開発ですよ?そんな小さくても他より断然いいじゃん?ここっていうライブ感あふれる空間づくりは、少しエンターテイメントの要素もあるかなと。

 

以下、先週末完成した物件です。本文と写真は関係アリマセン。中々見えない努力を惜しまなかった現場なんですが、また時間あったら詳しくご紹介したいと思います。。。。それにしてもうちのHPのメインプロジェクトページを整理整頓したいです。

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ソーホー(SOHO)

今回、コロナの影響で在宅勤務される方が非常に増えたと思います。
以前より世の中がテレワークというか在宅勤務にシフトしていく方向性がありつつも、何だかんだとハードルも高く、会社に行くことで一つの成果を作っている風潮もありました。
その様な中、今回の事態によって半ば無理矢理ですが、テレワークという名のもと在宅ワークへのシフトが始まり在宅の中で、仕事の成果を上げれた人とそうでもなかった人色々だとは思いますが、なんせ自宅で仕事するというのは中々難しい状況の人が多かったのではないでしょうか?

パソコン1台+携帯1台あればどこでも仕事になる人が多い中、その設置環境が課題に挙げられることが多くなり、設置環境=いわゆる自宅のどこで仕事するのか?仕事出来るスペースがあるのか?という事です。ダイニングテーブルで仕事してますか?書斎がありますか?パソコンルームありますか?なかなか従来の間取りで仕事をするのは、雑音が入ったり、集中できなかったりとやっぱりオフィス環境って大切だったんだと再認識できた人も多かったのかとも思います。
もう2~3年前ですが、自宅の一部をSOHOみたい(Small Office/Home Officeの略)に利用できる空間を作り、分譲住宅として千葉市で30戸ぐらいのプロジェクトをしました。有難いことにすぐ完売したのですが、その時は自宅をオフィス、SOHO的に使う人は購入者でも少なかったのではないかと思います。せいぜい趣味部屋とか、大型犬のスペースとか苦笑。また、昨年も同じく、横浜市の山手で5戸のプロジェクトのうち3戸ほどをSOHO的に作り込んだ戸建プロジェクトもデザインしました。

これらのコンセプトは、住宅で何か商売を出来るような空間を設けて、将来お店やSOHO的に使用出来るようなライフスタイルの変化に対応できるようなものでしたが、購入者でこのコンセプトを理解してもらえたか?というとそうでも無かったのかもしれないです苦笑②。実際のところ必要に迫られて今回の在宅ワークに移行してしまったわけですが、今後は仕事のやり方や流れ、新しい在宅ワークの手法も変化していくのではないかとも思います。
自宅がテレワークの舞台となり、動画を撮影したり音声を編集したりとスタジオ的な使い方やそういう新しい仕事が増えるはず・・・多分。当然現場で作業するような仕事の重要性や人と会う事自体が貴重な時間や仕事にはなるわけで、ただ仕事のベースは集団から個別に移行して行くのは間違いないと思っています。

それは、未来に向けた投資という意味でもあり、社会全体で取り組むべき体制。この数か月で電気消費量や環境汚染が極端に低減されたというニュースを見て、結局細々した環境対策は大切だけど、大きな対策としては当たり前ですが人間が少しでも移動量を減らすだけで相当な環境対策、エネルギー対策になるわけで、逆に言うとそれらに関わる企業はダメになってしまう訳で、何とも悩ましい問題でもあるけれど、これを前に進めないと。いずれにせよ、今回の在宅ワークを経験することで、家に居ることや家族と過ごす時間、環境意識、戸建>マンション、など新しい価値観や物差しが芽生えて、ある一定数の方は戸建住宅の重要性、優位性、環境性、更にはSOHO的な空間や間取りの重要性を感じてくれた人はいたのではないかと思います。

先に紹介したプロジェクトは、少々先走った感のある尖ったコンセプトだったのですが、もしかしたら今回の件で、家族との時間を逆に有意義な瞬間として捉えて頂けた人もいるかもしれない。いや居て欲しい・・・。

いやな事もダメなことも多くありますが、視点を変えれば新しい課題提起によって新しいニーズやプロジェクトを生みだせるキッカケだったのかもしれないと前向きに思っています。余談ですが、ニューヨークのソーホーと言われるのは「South of Houston Street」の地名を略しているもので今回のタイトルと違います。

 

<千葉プロジェクト>

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玄関ドアに一番近い場所から出入り。

 

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SOHO空間からLDKを眺める。間仕切りと床材の切り替え、時には段差を付けて空間意識を変える。

 

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空間は、LDKの仕上がりと変えて変化を付ける。

 

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LDKからSOHO的な空間を望む。

 

DSC05708区画配棟計画も環境の平等性を重視した形を取っています。

 

<横浜山手プロジェクト>

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外部テラスを介して室内へアプローチできるSOHO的、ショップ的間取りを採用。ここは駅から住宅地へ上がる丘の頂上部にあたる。車動線ではないが地域の人が毎日行きかう場所の交差点に位置する。家の存在自体が将来ビジネスの拠点になる可能性もある。


YOUTUBE+IGTV

動画撮影して簡単な映像を作りたいなーと思いながら、なかなか難しいものです。変にカッコよくしたら、実際と違うしオーバーな表現になったり。結局写真加工したりして何となくmovieっぽくしてみたり。微妙ですが・・・一枚一枚写真見るより良いのかもしれないですが。過去のプロジェクトも作ってみて、YOUTUBEとIGTVにアップしてみたいと思います。

IGTVはこちら・・・

https://www.instagram.com/hira_meki/

 

YOUTUBEはこちら・・・

 


春到来?

世界を震撼させているコロナウィルスによって、生活資材が一時店頭から無くなり未だマスクなども必要な人や場所に行き渡らない状態ですが、実生活ではまだまだ実感が薄く、危機管理意識が低い人間なんだと今更ながら自分に呆れています。自分が出来る予防策をひたすら続ける事以外何も出来ないのですが、この影響が仕事となると一転します。あらゆる資材が入らなくて、変更を余儀なくされたり、あの商品って外国産だったの?なんてものも出てきたりして。一つ一つの問題や課題はとにかく乗り越えていくしか無くて、変に拘り過ぎると完成が遅れたり、一番いいときに売り頃を逃したりと全く良い面がアリマセン。

不動産商品の販売時期って偏りがありそうでなかったり。商品のコンセプトによって「見せ時」ってあると思うんです。演出し過ぎは今どきはダサい感じがしますが、それでも「見せ時」をどこに持っていくのか?は重要ポイントと言えます。

分かりやすく言えばこの時期だと花とか香りとか?緑での「見せ時」のタイミングでしょうか。

花類は分かりやすいし、気分も上がります。ただ、合わせのタイミングが難しいところ。

あと、ヘンテコな新種だと計画している側や事業主側としては珍しいだろ?って言えるけれども、一般ウケはあまりしないです。やっぱり意味とかストーリーとかなんで植えたの?っていう事が重要なんです。ここ最重要。HIRAMEKIの計画では、分かりやすく、意味があって、更にはベーシックな樹種を基本的に使います。子供の頃見たことある色合いや花も使います。道端に植わってるような植物も隠し入れたり・・・。

暮らして数年経って、お友達の分譲住宅と自分の住宅との違いが初めて分かる瞬間ってあるみたいです。それ狙ってるんですけど。

他にも「見せ時」が夜景ならば、単なる夜景を撮影するのではなくて、もう二歩ぐらい踏み込んだ集客を考えるとか。

家の中の一部が「見せ時」?「見せ場」ならそこを徹底的にクローズアップするとか。

住宅の見せ場や見せ方、見せ時って色々だと思うんですが、とにかくコンセプトとそれをクローズアップすることが重要かなって思います。広告になると広く、薄く、全体感が分かることが重要なのかもしれないですが、折角考えて作っても「見せ時」の「見せ方(ここでは広告や販売)」が普通になっちゃうと少々寂しい気もします。

ここが見せ場なら、思い切った広告宣伝もアリです。

 

是非、進行中プロジェクトの事業主様は色々ご相談ください。

 

閃く瞬間もあったり、無かったりしますがやっぱり心に残る物件にしたいじゃないですか。

 

残る物件は、必ず次のお客様を自然に呼んできてくれます。

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※もうすぐ完成物件。

 


2020年グッドデザイン賞

2020年グッドデザイン賞がいよいよ募集が始まります。

もう年明け早々から動き出している企業も多く、HIRAMEKIにもいくつか相談が来ている状態です。

さてスケジュールは、一次審査が4/2(木)から6/2(火)までの2か月間。

募集期間長そうで、実際やり始めると全く時間が足りない。

戸建やマンションで使える写真が意外と無いんです。販売用に撮影した見た目重視で煌びやかな写真ばかり。これ殆ど使えないんです。どこに重点を置いたか?それによってどんな過程で変化や覚醒が起きたか?これって外観だけでは伝わらないポイントの写真を撮影してないケースが多くて、既に入居済みとかの物件だともうアウト。HIRAMEKIでは、GD賞に出す出さないは関係なく、施工時に足繁く現場に通い、あらゆる写真を収めておき販売WEBやSNS、GD賞のようなときに一気に使うようにしています。膨大な写真の中にはGD賞に直結するような重要なデザイン注力ポイントがあるもんです。要するに完成時の写真だけではなく、施工中や重要なポイントを示すような資料は常日ごろからストックする必要があるというわけです。

 

それと、今年度から応募に関していくつか変更点があったようです。ちょっと関わりそうな変更点を書き出しておきます。

 

1.カテゴリ変更

恐らく住宅及びマンション、景観系のカテゴリー体系は変更なさそうな感じでしたが、いくつか曖昧だった仕分けが少し明確になった気がします。それだけ応募数やタイプが増えてきているということだと。

2.二次審査会場の変更

これまで東京ビッグサイトや千葉幕張メッセで行われていた二次審査会場が、なんと「愛知県国際展示場」に変わりました。住所は〒479-0881 愛知県常滑市セントレア5丁目10番1号です。セントレア空港のお隣のコンベンションセンターです。ちょっと・・・遠い。

場所

3.応募者限定の内覧会

応募者限定の内覧会というのは、二次審査会場で搬出日にお互いのパネルを見て、業界の今やこれから動向を知ることが出来るという内覧会。これ今までホントは二次審査会場の設営時や撤収時に他社のパネルを覗いたり、写真を撮ったらダメっていうのにグレーな感じで見て見ぬふりだったのを正式に内覧会という形式にしたっていうこと。ま~気になるわな。同業他社がどんな事をしているのか?ましてやGD賞に出してくるような案件がバンバンそこらにあるわけだし。

 

という感じで大きな変更というのは上記3点かなと。

二次審査会場が変更になったのは大きくて、遠いから設営を有料オプションで設営サービスがあるんですが、これをするには二次審査資料を早めに制作しないと間に合わないんです。ただでさえ一次の結果から二次審査までの期間が1か月ほどで短いのに、これ相当なロスになると。結局ギリギリまで制作がかかってしまい、車や新幹線で搬入ってことになるんじゃ?

関連サイトは以下の通りです。

グッドデザイン賞ウェブサイト
http://www.g-mark.org

スケジュール
https://www.g-mark.org/guide/2020/timeline.html

2019年度グッドデザイン・ベスト100プレゼンテーション
https://www.youtube.com/playlist?list=PLIfza47WqYNVlChCyNN46vOnJp_K1DasC

2019年度グッドデザイン賞記録映像
https://www.youtube.com/watch?v=_rOc1PaVCw0

グッドデザイン賞YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/jidpo/

 

そんなことで。今年も始まりそうです。GD賞。

 

 


野遊びを庭で。

今、世の中は空前のキャンプブームで、ファッションからキャンプギアは様々なタイプが並び、ファミリーキャンプとなればさながらアウトドアの見本市みたいな状態になってしまうほど装備が多岐にわたる。自然豊かなキャンプ場に行くも混雑は必至で、それならば庭で簡単に遊ぶという事が手っ取り早く、そして面白い。何よりも移動時間も必要ない。キャンプ初心者であっても簡単な道具があればコーヒーから小さな焚火まで楽しめる。ま~焚火は広い庭でなければ難しいですが、コーヒー淹れるぐらいのバーナーなら問題無し。「野遊びを庭で」を推奨するのは時間の少ない現代社会に一石を・・・という難しい事では無くて、簡単に気分転換できる外の暮らしや建物と庭との中間的な空間で過ごすのがとても良い気分になれるから。

今の一瞬を楽しみ、家族や自分たちの人生に深くかかわることが出来る家づくり、街づくり、風景づくり。

それぞれの家族や人の生き方にどのように関わることが出来るのか?その思考こそがHIRAMEKIの発想の原点といえる。


ラフ。

HIRAMEKIで実際どんな作業でどんな仕事を受けてくれるのか?っていう質問が滅茶苦茶来ます。

WEBに掲載している通りですので、ご覧ください。

先日のワークショップでも少しだけ触れたんですが、10個の仕事が受けられます。

その中の5個がHIRAMEKIのメインの仕事です。やっぱり造園系のご依頼が一番多いです。

そんな中、依頼が来たらとにかくアイディアをラフで書きまくるんです。

書いて、書いて、書いて、書いて・・・書きまくる。

で、その流れというか経緯と結果をご説明して、基本プランなり実施図を進めて微調整していきます。アイディア出しの段階が泣きそうになるぐらいの作業になったりするんですが、ここで全てが決まってしまうような感じがします。

この流れを来場者なり契約してくれるお客様に説明したいのが僕の今の野望です。

 

 

 


図面

図面を書くという仕事なのか?アイディアを表現する仕事なのか?そんな細かい事はどうでもよくって、ひたすらに想いをA3の紙にひたすら表現するのが毎日の日課です。図面を書き始めたのは25年前で、その頃はドラフターに図面を張り付けて手書きで書く方法だった。建築はトレペーで土木系はフィルムだった。青焼きに何度も下書きをして打合せして、図面を書いて完成させるという気が遠くなるような毎日だったけど、図面を書くのは全く苦痛では無かった。そんな手書き暮らしからCADに移行するにはそんなに時間はかからなかった。国土交通省の納品もデジタル化が早かったし、必然的にPCでCADを操作することに。特に気を付けてたのが、僕らはあくまでも造園系の図面だったので完成が美しくないとダメだという事。CADで単純に書くのではなくて、手書きを意識したCAD作図に注意しながら。それと、三次元CADを使用しない事(笑)なぜかって?画面上で立体で見えてしまう映像って、操作する側の人間が完全に創意工夫を失っていると僕は思っています。建築系は三次元化は良いと思いますが、造園の三次元化って。エクステリアのダメなところは、容易に三次元化して何となくデザイン?されている気がしているという錯覚に陥るところ。デザインする側が高さを読み、細部を想像し、建築フォルムとの調整を考え、室内からの見え方を想像する。人間の手触り、感覚、距離感などCAD上には表れないところを敢えて自身で想像しながら図面を書き起こすのが面白い所。そんな面倒なコトをしながら僕は図面を書き起こしています。

その中で、特に人と違う図面の書き方というかアプローチの方法がある。

何となく図面を書く前に当然ラフを書いたり、テキストを起こしたり、イメージの写真を徹底的に収集したりするのは誰でもすることですが、僕はその雰囲気に合う「音楽」を探したりします。

これ・・・どこかで聞かれて「音楽」を探して図面を書くって言ったら、失笑されたことあるんです。

でも自分の中ではすごく重要で、完成から販売会のイメージまで想像しながら図面を書いてます。来場者にこの家で最初に聞いてもらいたい曲ってこんな音楽だよな~っとか。

ちょっと変な図面の書き方ですが、雰囲気に合う音楽を探すっていう奇妙な作業を実はしながら図面を完成させているのが実態です。特段自分が音楽に精通しているわけでもなく、何となく合う曲をYOUTUBEで探したり、手持ちのCDから探したりと地味なんですがピッタリ合う曲を流しながら図面を書くと、新たな発見でより良い方向に図面が変わってたりします。

 

ちなみに、僕は手書きが正解とは思わないです。二次元CADがベストと思ってます。

写真は2月に書いた図面の一部です。