野菜・家電・車・家

とりとめがないタイトル。

何が言いたいかというと、モノを買うときの判断基準という話。

ちなみに科学的根拠・立証が無い単なる思い付きの話であることをご了承ください。

唐突だけどスーパーマーケットなどで購入する食品や野菜などを購入するとき「これ買おう」という判断基準をどこにするか?というと、同じような商品が陳列されている中で美味しそうとかパッケージが良いとか安心ブランドであるとか、さらに同じ商品群の中でも消費期限が長い?笑とか色々だと思う。野菜なども見た目の美しさ、鮮度、産地、価格など様々な判断基準が存在する。

 

今度は家電を購入するというときに「これ買おう」という判断基準をどこにするか?という点を考えてみる。自分は、思いっきり偏愛しているブランドかデザインに拘る傾向が購入判断を下すポイントである。他の人はどうだろう?やはり家電の場合は、性能と価格を比較して購入判断する人が多いかもしれない。そう。コストパフォーマンスである。家電デザインというよりも機能とコストのバランスでどこのメーカー、品物が優れたコストパフォーマンスなのか?が購入判断を下す重要なポイントと考えるのが家電なのかもしれない。デザインは二の次というのが一般的な感覚なのかもしれない。

 

さてさて、ではもう少し家庭における大きな買い物といえば自動車やバイクなど。この点における「これ買おう」という判断基準はどこか?自分は、この点も家電と同じ判断基準である。他の人はどうだろう。大きな買い物なので、まずは価格帯だろう。都心近郊に住んでいる人は車のサイズも気になるところ。それに家族やライフスタイルによって車種も変わる。次にブランドか?そして最後は何といってもデザインだろう。車は家電のようにブランドも少なく、グレード感の違いも少なくて、自分の欲しいデザインと条件面がそぐわない場面もあると思う。しかし、駐車場や予算に収まらない車には乗ることも出来ない。要するに与条件からふるいにかけられ、残った条件の中から自分が最も妥協できるデザインというよりも、色とオプション?を選ぶという点に家電とは大きく違う判断基準が生まれる。メーカーサイドはこぞってエネルギー(燃費)だエコ(排ガス)だコスト(税制優遇)だという3点を強く推しているが、実際長く乗ると考えた場合、全然比較する意味が無いように思えるが一生懸命プロモーションしているのが逆にあざとく感じてしまう。

購入判断を下すといポイントでは、当たり前だけどもモノによって大きく判断基準は変わってくる。

 

そしてそして、最後に人生大際の買い物といえば「家」だ。家を購入する基準とは何か。ここでいう家とは建売住宅のことで、住宅購入者とはひと先ず一般的なサラリーマンの家庭という事で想定してみる。一般的というのもザックリしているけど、親の援助とかも考えない。真っ当な?家庭という意味です。まず第一に当然ながら価格帯かなと。次には場所かなと。場所といっても条件が幅があり細分化する。子供たちの学区、駅からの近さ、地域の安全性など・・・諸々。次の条件からはもっと細分化されそうだ。次は建物や外構などのモノ自体の評価になる。部屋の数や広さ、階建や間取り、外観デザインや庭の有無、駐車場の出し入れしやすさ、接道幅、そして街並み感や雰囲気などもっとあるけど挙げればキリが無いけど、住宅の本質の機能的な部分が条件となる。建売住宅は当然ながら建っている家を買うので、買う前にどうにもならない点と買った後にどうとでも出来る事に分けて考える必要がある。そのため購入者はどうしても今の現状や家族の今だけを考えてしまい、今だけの「家選び」をしてしまう傾向が多い(そうりゃそうだ)。一方、住宅供給者側の立場としては、ターゲットや時代に合わせて住設機器などは変わってくるものの、基本はあまりどこも大きく変わらない。価格も坪単価に換算してみるとどこも大幅な振れ幅は無くて数パーセント程度といえる。そんな中、もし自分が今の年齢(40台半ば)で住宅購入を考えるとすれば何処にポイントを置くか?と仮定してみた。自分はあまり複雑な機能は好まなくてシンプルで分かりやすさを重視する。住宅選びは、やはり家電や車と言ったモノの選び方とは少し違う視点になるが、基本は同じだ。やっぱり雰囲気とかフォルム。シッカリとした意味があるモノを選びたい。あと今ならシンプルで耐久性のある構造や機能、住設を選びたいかなと。細かく住設機器を比較検討してもいいけど結局複雑かつ高機能な住設は壊れる。壊れた後に同じものを入れ替えるとなるとコストがかかる、結果やっぱり機能はシンプルで高耐久なモノ選びが良いのではないかと。何かと住設山盛りの住宅よりも、将来的な維持管理が楽なもの、単純に外壁が汚れが付きにくいもの等、敢えて掃除やメンテ、未来のコスト増の家を買わなくてもいい。メンテに必要な時間があるなら小さい家庭菜園をやった方が全然マシなのではないか?ともいえる。当然メンテフリーって訳にはいかないんだろうけども。このシンプル、高耐久っていうのは「ローコスト」って意味じゃないです。少し前にこの話をお客さんにしたら「ローコスト住宅」のコンセプトっぽい!って言われたんですけど、そうじゃないんです。供給側はいかに商品価値を上げるか?を商品づくりや物、広告宣伝に至るまですべてにおいてそのように見せるのが当然(当たり前か・・・)なのですが、購入者側としては、購入判断する以外に住宅がどのように変化して、それらを維持していくのか?ライフスタイルの変化にどうやって自分や家族、家が変化すればよいか?などを教えて欲しいというニーズがあるはずです。このニーズをいかにスムーズに伝えることができるか?スムーズに購入者の心に浸透する言葉が出るか?が今後の家選びの一つの重要なポイントになるのではないかとも(チョット重いですかね?)

こんな事を考えながら、シンプルな街づくりは単純を繰り返す毎日の中で美しく住まう人達に必要とされているコンセプト?になっていくはずです。

と長ったらしいですが、何が言いたいかというと。
住宅購入の判断において広さ、価格、高機能住設などの付加価値だけが望まれる時ではなくなってきているという点。単純に掃除しやすさだったり、高耐久だったり、操作のしやすさ、駐車場の止めやすさ、出入りしやすさ、子供たちの過ごさせ方とかもっと単純な事。

外構や植栽も同じで目新しさだけやインパクトだけを求めたのではなく、どうして?なぜ?意味や役割、住宅への影響や環境性がしっかりストーリーがあるモノを選びたいところです。単純さを強く訴えているのですが、単純ゆえに面白さに欠けるといった言われ方があるかもしれないですが、そこは街全体の意味や購入者側への未来への配慮といった点で十分な説明ができるのかと思います。

 

※写真はヘルシンキ&アムステルダム。ちょっとだけ街並みと住宅周りの勉強してみました。なかなか面白かったですよ。色々取材&勉強させてもらいました。

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グッドデザイン賞

また近づいてきましたね。またこの季節。

グッドデザイン賞の募集時期が近くなりました。

グッドデザイン賞の意義について考えることがある。グッドデザイン賞はその名とは少し違ってデザインを競うコンペでは無い。業界の先端を行く審査員がグッドデザインの定義を照らし合わせ、そのデザイン行為が社会に対してどのような改革や改善、新しさを生み出し更には業界全体への影響や未来への第一歩か?など先進性と創造性、未来を見据えて受賞を決めるのがグッドデザイン賞であると考える。同時にこのデザイン行為自体が、繰り返し多方面に展開できることが条件となるので、企業は単発の受賞で喜ぶことではなく、継続して受賞することでグッドデザイン賞企業としての証明と言える。

ゆえに、1回受賞したら万歳というような考えだとあまりグッドデザイン賞としては意味をなさない。企業として沢山のお金をつぎ込んだプロジェクトをアピールして、企業価値を高め、他社との違いを作るのであればやはり継続して受賞がどうしても必要だ。大手デベロッパーが継続して受賞しているのは、グッドデザイン賞の意義やブランド価値を高める術をスマートに継続しているからで、購入者はグッドデザイン賞を受賞していた企業という見方ではなくて、ブランドとしての認識が高いのは継続してこのようなグッドデザイン賞を受賞しているからと考える。

継続して受賞するのは簡単ではないけれど、難しいとは思わない。しっかり考えて、理想と現実のバランスと創造性を少しミックスさせるのだ。

ただ、やはり受賞にはコツが要る。マンションや戸建デベロッパーにとって、ブランド力をアピールする1つが、このグッドデザイン賞の受賞になるわけですが、出せば簡単に取れるって訳でもないんです。

どんな風にすれば受賞できるか!っていう情報を大公開したいところですが、そんなディープな話では無くて、自分なりに考える受賞への近道を少しだけ紹介。

1.まずはゼロから考える。

2.そもそも美しいか?

3.欲しくなっているか?売れるのか?

4.先進性はあるか?

5.展開性はどうか?

 

まだまだあるんだとは思いますが、何となく障りだけ。
意外と難しいもんなんです。過去の事案を真似しても全く受賞出来ません。

昨年は完成するタイミングが合わなかったので、今年は完成プロジェクトと進行プロジェクトをいくつか出品と数社のGマーク出品サポートをお手伝いさせて頂く予定です。

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↑宣伝会議「月刊ブレーン」2016年2月号で「グッドデザイン賞から見えた未来へのスキーム7選」の1つに当社サポートプロジェクトが選ばれました。このプロジェクトの意義はすごく大きくて従来にはないプロジェクトであったことは確かです。しかし、結局のところ単発受賞ではその受賞企業価値は高まっていかず、期待された受賞であることをシッカリと受け止めて、継続的かつ意欲的に創造性の高い美しい不動産商品を作り続けることが、ユーザーの心を射止め売れる商品、他社との違いを作り上げていけるのではないかと考えます。

 

 


適材適所

不動産商品いわゆる建売住宅の街を作っていくうえでキーになる事はコンセプトだというのは誰でも考えるわけなんですが、そのコンセプトをどのように顕在化していくか?という点で殆どの商品で言えることは、無難な素材の組み合わせと無難な植栽の組み合わせという何とも悲しい現実。結局のところコンセプトは何だったの?みたいなことが多い。なぜか?(心に手を当てて察してください)

無難な素材の組み合わせがダメという事では無くて、コンセプトや価格帯や商品、住まい手のイメージやライフスタイルに合うものか?という点で無難すぎる=どこも同じに見える(もしくは同じようにワザと見せている)。同じように見えるので、近隣物件と比較対象にされやすく、とにかく価格や住宅設備のグレード感だけで購入が決定してしまうことも多いと思う。それはそれで少し物悲しいものがある。

個人的にはコンセプトを決め、住宅ディテールやイメージを決めて、外構の素材や組み合わせ、植栽を考えていくのですが出来るだけシンプルな組み合わせを考えて、そのディテールを徹底的に美しく見えるように作り方を考え直します。インスタ写真や実際に現場で組みあがった素材は本当に美しく、他社ではできないレベルまで来ていると思っています。(勝手に思ってるだけかも)

エクステリア商材の単純な組み合わせはインスタント的エクステリアデザインであると考えていて無難な組み合わせになりがち。最近では、単純に株立ちの木をたくさん植えていると何となく見栄えがするとかシンボリックな木を1本だけ入れるとか、ちょっと小手先が多い気がしています。シンプルで美しく見せ、機能的であるうえに時間が経っても美しく見えるという外部環境はとても作り込みが難しく、その見せ方には全体計画と配置バランスなどの経験値が最も必要とされるところです。やっぱり不動産商品は群で魅せて、街を機能的で美しく見せるという点で購入者の心や商品としての資産価値を高めていくものだと思うので、少しでも他社との差異を作る!という想いがあるとすれば、間違えの無いデザインをする人を迎え入れるべきであると思います。

そんな街のデザインも時代や時間が移り変わり、住まい手=購入者の希望や社会情勢も凄い勢いで変化している中、伝統的でベーシックなデザインも必要かとは思うのですが、やはり購入したいと思えるカッコいい不動産商品づくりは、少々作り込みにもテクニックを要するものです。そんな雰囲気のある街を手にできる人はそんなに多くはありません。なぜならそのような街があまり市場に出回ってないからです。階段一つ、手摺一つでも組み合わせや作り込み次第で、踏み込んだ瞬間の雰囲気、手で触った感触からの室内への連動性まで、一つの街では作り手の考え、ストーリーがコンセプトとして表現できる不動産商品ほど他社との差異が明確になるものは無いと思っているので、是非今の時代に合わせた街づくりが少しでも多く増えるといいなーと。

そんな中、間もなく販売開始のプロジェクトをHPのトップやインスタグラムに掲載。

強い主張はナシ出来る限りオーソドックスなモダンスタイル。室内のデザインには今を取り入れたものです。外部環境は、昼と夜の雰囲気、建物ディテールと組み合わせ、外部環境のシンプルかつ雰囲気のある組み合わせはコンセプトを表現するに十分な不動産商品となっています。特に夜の照明はあえて明るすぎる灯具は避け、住宅の縦ストラクチャーとしのインパクトウォールだけを照射できるようにしているのが特徴です。光を使い過ぎず、明るすぎず街から漏らさない配慮で光害など周辺住宅との溶け込み方と商品としての目立つ感じを上手く調整できていると思います。是非、住まい手には差異を実感してもらい事業主や私たちデザインや工事に関わった沢山の人たちの「思い入れ」を感じ取ってもらえると嬉しいです。詳しくはインスタやHPの写真とコメント参照ください。


ターゲットインサイト

普段私たちがデザイン関与している主なプロジェクトはいわゆる「建売」住宅だ。

建売といっても土地+家付住宅で、地方と首都圏では同じものでも価格が随分差異があるのは当然。

ただ、価格帯という表現で一括りに考えると大体2000万円台後半から6000万円台後半あたりが主な建売住宅の価格帯と言える。

前にも書いたけど家のボリューム感(広さ、大きさ)は、日本中どこも似たり寄ったりで平均30坪が多い。あとは土地の広さと坪単価によって総額が決まる。当たり前だ。

当然、地価の安い場所へ行けばだだっ広く、都会に向かうほど狭くなっていくが、事業主としては、だだっ広い土地で建売なんていうプロジェクトはやりたくないはずである。(理由察してください)
何が言いたいかといえば、住宅を購入しようとするターゲット層は、大きく分けて3層と考えています。(勝手に思ってるだけです)①街(開発地)の雰囲気を買う人。②趣味の空間を買う人。③一戸建てを買う人。

①の街の雰囲気を買う人というのは、環境を買う人という意味です。環境というのは緑とか外構とかっていう意味だけではなく、主にはどんな購入者が住むか(買うか)ある程度想定がつく街(プロジェクト)、いわゆるステータスとして買えるような街ということ。簡単に言うと億越えやそれに近いの夢のような?建売住宅である。このような価格帯を購入できる人達は、住宅の立地、建物スペック、外構や雰囲気、駐車場サイズや台数といった詳細な事以外に、この街にどんな人が住まうか?お隣さんがどういった人が来るか?という事も同時に気になるので、ある程度価格帯が高いということは、同じようなステータスの人たちが住むと想定される高価格帯物件というのは、雰囲気やスペック以外のお金で買えない雰囲気を積極的に購入するという感じと考えています。

では、次の②趣味の空間を買う人。この層は殆どが注文住宅に向かっていきがちですが、最近では建売プロジェクトの中にも面白い趣味趣向を取り入れた物件が多くあります。最近よく見かけるのがサーファーズハウス的な住宅。ただ、この手の人たちの殆どは徹底的に拘って住宅づくりを目指す人が多いので、半端な企画商品であると見切られることが多く、ゆえに企画者側(事業主)が相当な熱意が無いと厳しい商品になってしまう事が多々見受けられる。最終的にコストがかかった趣味趣向住宅は、安易に値引きされ結局ハイリスクローリターンなものとなるし、事業主のブランドにも傷がついてしまうことも多い。HIRAMEKIでもいくつかこの趣味趣向が強めの建売プロジェクトを行ったことがあるのですが、この場合のキーとしては余白を残すということ。完璧な趣味趣向住宅を建売住宅に求めない事です。ベースだけシッカリつくり、あとは時間をかけて傷や汚れ、カスタムして時間の経過を楽しむ自分たちの理想を求めていくことができるように余白を作ってあげるという点。

で・・・最後に③一戸建てを買う人。これは読んで字のごとく家を買う人。自分たちが買える予算から逆算して、それに見合う住宅を探すこと。普通の人はここから家づくりを考えるのですが、思わぬ落とし穴が色々出てくるのです。折角の住宅購入後にあれもしたい!これもしたい!って考えながら住宅選びをしていくものなんですが、実際購入して思うことは最初に書いた①と②の真逆の事が起きるわけです。余地がない完成され過ぎた③建売は面白みが少なく、一般的な暮らし?を想定したその充実っぷりが逆に邪魔になったりと。③は③なりのコンセプトやテーマを明確化して、それに合わせてスペックや室内の立体感、仕上げを考えるのがルールかなと。

そして、今はその①~③を上手くミックスさせたりオーバーラップさせたりしてプロジェクトを進めていくわけなんですが、明確にターゲットを絞るという行為自体が事業主としては危険な香りがする案件となるみたいで躊躇されることが多いようですが、実際購入者側として考えると「こんの物件の良さは?」と問われたときに、そのターゲットやコンセプトが明確に空間に表れて、ライフスタイルなどに反映されるとお得感やほかに無い住宅として購入したいと思うわけですが、半端だと①~②を目指していたのに、購入者側からは③のような扱いを受けてしまったりするわけです。いずれにしてもプロジェクトの最初の段階である程度明確なコンセプトワークが必要で、そのコンセプトに向かってすべての関係者が最後まで売り切ってしまうまで突き進む必要があるのかなと思っています。意外と・・・これが途中で挫折してしまう事が多いんです。

 

という・・・今回はターゲットインサイトというかコンセプトワークの必要性についてでした。

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テラスハウス

テラスハウス。長屋のことではアリマセン。ネットフリックスでもないです。

普通のテラスがある家の話。以下、テラス=デッキ等と思ってください。

建売プロジェクトにおいて、長らくウッドデッキやタイル、石張りテラスを作ってきたと思います。そもそもテラスって広くて室内と連続して云々というのが売り文句で営業トークの一つだったと思うのですが、実際建売プロジェクトサイズ感から考えると十分な広さのテラスを確保できないので、所謂猫の額と言われるほど小さいテラスになってしまう。それはそれでアリなんだと思うのですが、使い手からするとその広さを暮らしの中でどのように活用していくか?が分からないような気がしていました。そこでHIRAMEKIでは昔ながらの濡れ縁や縁側の使い方の原点に戻し、re.デザインしてみました・・・とはいえ、少しだけコンパクトにしただけなのですが。

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↑ウィキペディアより「縁側」

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↑縁側ナビより

 

これが意外と使いやすくてデッキに腰掛けるスタイルでチョットだけ昔の縁側っぽい雰囲気で使えるんです。軒がある部分までデッキを作ることでデッキの退色を抑え、耐久性を向上させる。さらにテラス部分は水にぬれても汚れが跳ね上がらない等。最近この組み合わせパターンが多くなってきました。少し手狭な空間でも、段差を作ることで少し奥行が出てくるし外でBBQするほどの広さでは無くて、観葉植物置いて水やりしたり、自転車置いて整備したり、デッキに腰掛けてテラス側で花火をしたり。テラスの原点はこのスタイルが本来の使い方。だだっ広いテラスを確保できるならまた違う手法もあるのだけれども、そんなに広い空間があっても使わないって人が本当に多い中、維持管理のしやすさや耐久性などを考えるとこのスタイルはデザインと機能性を兼ね備えた現代スタイルの縁側と言える・・・と。ちょっと大袈裟ですが、少し問い合わせが多かったのでブログで紹介でした。


森の中の分譲住宅地

現在動いているプロジェクトで一押しのプロジェクト。ハッキリ言って新築戸建分譲事業でここまでできるのって、本当に事業主の心意気というか価値ある商品を提供したいって思う気持ちだけでここまで進んできました。場所はまだ非公開ですが、徒歩圏にターミナル駅があり、街を見下ろすような小高い山というか丘にある立地。ここをどんなに区切って、どんな家を建てるか?そもそも家建つの?というような雰囲気から始まったプロジェクトだった。そんな立地に家を建てて、道を付けてグルっと頂上まで上げるというだけ?なんですけど、このグルっと上がる道というのが簡単そうでそうでもない。僕は元々道路や造成、でっかい公園を設計する事務所にいたので、この辺の道?を計画するのは簡単なんですが、単純に道を作るのは面白くないわけでとにかく魅力的で凄い空間の可能性を感じてるわけです。事業主としての販売やブランディング、住まい手側としての維持管理や耐久性、そして自分たちの街としての価値創造、そして最後にHIRAMEKIとしてのチカラの見せどころ!ちょっとそこら辺の人ではできない空間を今、まさに作っています。
ただ・・・気持ちばかりが先走ってる気がします。夏ごろには完成かなと。さてさてどーなっていくのでしょうか。期待と心配で眠れないです。

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新しい施設が完成

今年一番最初に完成したプロジェクトで、基本計画から実に3年を要した企画になります。

僕が設計するときに考えることは、本当に様々な事象をイメージを繰り返してコンセプトワークを行うのですが、今回は意外と早い段階から事業主とのイメージ擦り合わせができ、基本計画まではスムーズに進みました。ところが実施設計段階になると、様々な法令や基準にぶつかりながら、あらゆるプロフェッショナルな方々に助けて頂き、何度も打合せを重ねて完成しました。また、施工業者も相当なタイトスケジュールの中、なんとか竣工まで漕ぎつけられたのも流石の一言だと言えます。

今回のプロジェクトは、施設の移転で規模がグッとコンパクトになりましたが、その中でも賑わいやイベントスペースの確保、様々なイベントに対応した空間、イベントをしていないときの利用、空間利用だけで様々な条件を考えました。実際の商品である建物をどう見せるか?公平な環境や立地を作り、来場するお客様にしっかりと商品を見定めてもらうための配置や平等な環境計画など、本当に簡単に絵を描いているようですけど、実に難しい内容が多かった。この計画をする前に最近の同一施設をリサーチを強烈に行い、ダメなトコロを列挙し今回の計画に役立てました。

施設名やゾーン名なども新たに作り、コンセプトを明確に伝える手法で新しくネーミングを作ったり設計からいろいろのことに携われることに新鮮さのあるプロジェクトです。

正月にオープンしたばかりなので、これから運営が大変かと思うのですが一先ず完成したことで、昨年から引きずってた責任が少し軽くなった気がします。

最後に、単調にゾーニングや広場を作るのは簡単なんですが、そこに意味が無ければ単なる不遜な場となり、結局や魅力や空間としてのチカラが足りなくて衰退してしまう。極論、美しくなくても魅力がある場だと人が集まり、賑わい、活力のある空間から施設自体が長く続く。空間を作るという事を施設を多面的に見ることで小さくてもファンクショナルでエモーショナルなシーンを作ることが可能だと思う。でも、できれば美しく、クリーンな魅力ある空間を作りたい・・・。

今回の壁の意味、その高さ、配置、ステージの向きと配置、動線、プランターの並び、大きさ、色、配置、高低差のある空間、群衆のはけ方、安全性の確保、照明の位置、サイズ、照度、すべてのディテールの耐久性など実際使うと価値のある空間が完成したと必ず実感できるます。この空間の魅力を集客パワーに変えて、施設として長く愛される場となる事を願います。

 

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2019年最初のブログ。

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

正月早々ですが、なんとブログを5月から更新していないという事態。
更新していない事を知りながらも、この内容の無いブログにアクセスが多くビックリです。チョットした近況はインスタにアップする方が手軽でブログ更新を怠ってきたことを反省しています。

とはいえ、毎年この時期はブログを毎日更新したい!と思うのですが、なかなか現実は厳しい。この際、仕事以外のネタまでアップしようかと2019年は考えています。まーほとんどブログに興味を示す人は居ないと思うのですが年始に2018年~2019年の仕事についてダラダラと何回かに分けてアップしていこうかと思います。

2018年に仕事を受けていく中で感じた事。

本当に様々なプロジェクトにかかわる事が多くなり、その仕事の内容が多岐に渡る事で一体何をコアな仕事としているか?がボヤっとしていたことがあります。クライアントからの相談とか雑談をしていると、あれもこれも、それも依頼されることがあり、自分やネットワークを通じて一つのプロジェクトを進めていくのですが、本当に微細なことから物凄い大きな内容まで・・・これがクライアントにとって非常に依頼しにくい状態を生んでいるような気もしています。

そんなことを考えながら、今一度次のような事を考えてみることにしてみます。

・HIRAMEKIのコンセプト

・業務の内容

・違い

・グッドデザイン

・2018年の仕事

・これからの仕事

・重松の事?などなど

簡単に言うと、会社概要の詳細版?みたいな感じです。

新しいクライアント様からの依頼や相談メールが多く、その対応でなんでもできる!というと逆に何を依頼するのがベストでコストも最小限に抑えられるか?などが分からなくなってしまっているのではないかと思います。当然ながらいつもお付き合いさせて頂いているクライアント様は、資料をメールでポンと!見積から打合せ、現地の管理、施工業者との綿密な打ち合わせからの完成まで一連の流れやコストをかけるメリットなどを感じてもらっているのですが、やはり初めての業務以来の場合は、少し躊躇する場面が少なくないような気がしています。

そこで、数回に分けて今一度会社概要というか説明、HIRAMEKIで何ができるか?不動産商品企画で今何を重視するのがベストなのか?自分なりに考えてみたいと思います。

 


新しい家をはじめる。

周辺環境や立地、もっとも重要なのは街感や佇まいがどのように風景とマッチングしているか?でも個性も出したい。なんだか逆説的なことばかり。建物の位置や間取りを決めるとき、現場ごとに沢山の諸条件はあるのだけども、まずは方位や一般的なニーズから考えられる間取りを一旦考慮せず建物に入った瞬間どこを見るか?何を触るか?どんな絵や花を飾るか?子供たち巣立った後に夫婦でどのように暮らしていくべきなのか?家を買い、街に住むということはそんなことを同時並行的に考える必要がある。大抵の場合は、今の暮らしを考えてしまう。せいぜい5年後ぐらいを想像する程度になってしまう。ちょっとそれだと寂しい暮らしが待っている可能性が高い・・・。

窓の位置は風や光が身体に当たる部分に決める。体内や自然な知覚で感じる季節や気候は記憶として失われにくい。体感はより深く、強い印象で日常の深い記憶の奥に刻まれる。家や街づくりにおいて心的な印象を、設計者自らが実体験を持って間取りや環境デザインに落とし込むということは、誰にも真似できず真似するとすれば実体験を伴わない何とも形だけが似ているだけの粗末なものになってしまう。やはり違いや風景は単なる修景的な要素ではなく、よりリアルな世界でどれだけ知り、感じ、見ることが設計者として重要なポイントか?は実務としていつも感じているところで、商品化されるこの仕事は、その違いや質の高さをユーザーや事業主自ら感じてもらえるとすごく嬉しい。

さてさて、先日完成したこの2棟のプロジェクトは、区画配棟、間取り、外装、外構、植栽まで一通りをHIRAMEKIのデザインフィルターを通し、考えられたプロジェクトで事業主の想いやブランドイメージも構築するフラッグシップモデルでもある。

建物の考え方は先に書いた通り、あまり方位を意識せず、何があると良いか?あまり主張し過ぎず、目立ちし過ぎず、憧れの空間、理想を現実にできる家、家族や友達に自慢できる風景という考えから、外観は主張のないローインパクト、間取りがハイインパクト、ソリッドな素材感を見せ,

いつまでも良さを感じられるデザインした。

<A棟>

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<B棟>

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<外観>

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<今日の音楽>

月の裏で会いましょう


違和感

先日、こんなこと聞かれました。

「新しい住宅地って違和感ないですか?住宅と外との一体感が無いというか」

私もそう思ってます。そんなことが無いように、できるだけ気を使ってアイディアを図面化しています。現場もできるだけ自分たちのハンドクラフトで拵えるように頑張っています。

特に気を付けているのは、シンプルな構造や素材をそのまま使うということや単純構造を丁寧に汲み上げるということです。意外と難しいものです。

普通は、豪華に見せたり粗を見せない様に仕上げ材を使ったりするのですが、それをできるだけやりたくないのですが、厚化粧をしたがる人もいます。たまには厚化粧もいいのですが。

それはそれは、ほんと時間と手間はかかります。

現場によっては、時短を求められることもあるので、全部の現場は難しいのですが
お客様の要望があれば、どこまででも付き合うことが出来ますし、対応は致します。

控えめの美学という言葉があるのですが、外構部分は住宅地のフィニッシュになるので意外と化粧と思う人が多いのかもしれないですが、自分はそう思ってないです。外部環境は、住宅に寄り添うもので、控えめにそっと近くにある・・・そんな感じ。

最後を豪華にしてしまうと、やっぱりどこかやり過ぎ感は出てしまい、最初に書いたような「一体感が無い?」みたいな違和感に繋がってしまうのかなーと。

住宅地自体のコンセプトや住宅の作り方、街感、お客様へ何を伝えて何を売りたいのか?この辺が一連の流れになっていると、豪華に化粧してもそれはそれで上手くいっているので、考え方次第なのかもです。

最後は、ちょっと秋の景色を(iPhoneのチョイ撮りです)

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<今日の音楽>

12月の雨

※もしかしたら前もアップしたかも。